被害者実家の様子うかがう 失跡と同時期、養父か大阪府高槻市の淀川堤防で、ポリ袋に詰められた同府豊能町の宇野津由子さん(36)の遺体が見つかった死体遺棄事件で、宇野さんが自宅から姿を消したとされる4月20日ごろの夕方、養父とみられる男性が、大阪市内にある宇野さんの実家の様子をうかがっていたことが16日、実家近くの住人への取材で分かった。 高槻署捜査本部によると、養父母は宇野さんについて「4月20日に家を出たが、同27日ごろまで携帯電話で連絡が取れていた」と説明。捜査本部は、宇野さんの実家周辺を訪れた男性の特定を進めるとともに、事件との関連について慎重に捜査している。 周辺住人によると、男性は宇野さんの実家の前に姿を現したが、呼び鈴を鳴らしたり、ドアをノックしたりはせずに中の様子をうかがっていた。近くにあった自転車も調べるなどしていたが、不審に思って見ていた住人に気付くと、その場から走って離れた。住人は取材に対し、男性が宇野さんの養父によく似ていると証言している。 【共同通信】
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