「仕事でけがするかも」と養父 女性遺棄事件、保険の経緯を説明大阪府高槻市の淀川堤防で、ポリ袋に詰められた同府豊能町の宇野津由子さん(36)の遺体が見つかった死体遺棄事件で、宇野さんに掛かっていた保険について、内装業の養父が周囲に対し「内装の仕事を手伝ってもらうのにけがをする可能性があり、必要だった」と説明していることが17日、捜査関係者らへの取材で分かった。 知人らへの取材で、宇野さんが養父母と同居してから養父の仕事をした形跡がないことも判明。捜査本部は、宇野さんに保険が掛けられた経緯のほか、事件との関連を慎重に捜査している。 捜査関係者や知人によると、宇野さんは実家の家族に「住み込みで働く」と話したが、養父と一緒に仕事をしている様子はなかったという。 宇野さんは、養父が所有し、知人男性が経営するうどん店で働いたこともあったが「皿を割った」「客を怒らせた」などの理由ですぐに辞めさせられた。スーパーでアルバイトをしようと面接も受けたが採用されず、自宅でテレビゲームなどをして過ごす時間が長かったという。 宇野さんに保険が掛けられたのは、養父母と養子縁組をした今年2月ごろ。保険金の受取額は最高で数千万円だった。 【共同通信】
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