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神奈川県教組の基金から「8億円」消える (1/2ページ)
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神奈川県教職員組合(神教組、加藤良輔執行委員長)で、県から小中学校の主任教員に支給された「主任手当」を原資に同教組が設立した「教育振興基金」の約8億円が会計上、消えていることが1日、産経新聞社の調べで分かった。神教組は別団体に「委譲」したと説明していたが、委譲先の団体の決算報告書には記載がなかった。主任手当は税金から出されており、巨額の“消えた基金”に教組関係者からも疑問が出ている。
教育振興基金は、県から主任教員に毎月3千円支給された主任手当のうち2千円分を神教組側が集めた金で設立。主任手当は廃止されたが、神教組管理下で基金運営が続いている。
神教組の決算報告書では、基金から平成19年度に8億6265万円を委譲金として支出。委譲先は横浜市教職員組合(浜教組)と説明した。しかし、浜教組の同年度の決算報告書では、基金からの委譲金は5606万円だけで、残り8億659万円の記載はなかった。