江戸時代のういろうパッケージ

外郎売(ういろううり)


小田原外郎の祖宇野藤右衛門定春は京都外郎家の庶流であった。外郎家は、中国元朝に宮礼部員として使えた陳宗敬を祖とした。外郎家は霊薬透頂香の製造者として知られ、室町幕府の要人、公家と深い結縁があった。北条氏の招きで小田原に来住した藤右衛門も、この縁から京文化の伝達者の役割を果たした。江戸時代透頂香を売る外郎売は市川家の歌舞伎十八番の一つに数えられるようになり、世評を高めた。

(岩崎宗純)

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UK09-001-096
歌川豊弘
東海道・小田原・外郎売(保永堂)
四ツ切竪絵 文化初年(1807)頃




UK09-002-097
三代豊国
東海道五十三次 小田原ういろう
大錦竪絵
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UK09-003-098
葛飾北斎
小田原 外郎売
小判横絵 文化前期(1804〜1810)
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UK09-004-099
葛飾北斎
小田原 外郎売
小判横絵 享和〜文化初年(1802〜1807)
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UK09-005-100
葛飾北斎
おだハら 外郎売
小判竪絵 文化中期(1808〜13)
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