大阪・高槻市女性遺体事件 京都・舞鶴市で発見の遺体、女性の養父と確認
大阪・高槻市で36歳の女性が遺体で見つかった事件で、京都・舞鶴市で遺体で見つかった男性が女性の養父と確認された。
この事件は4月、大阪・高槻市で首を絞められてポリ袋に包まれた宇野 津由子さん(36)の遺体が見つかったもの。
遺体が見つかったのは18日午前4時半ごろで、男性は京都・舞鶴市にある海沿いの駐車スペースに止められた車の中で死亡していて、午後、宇野さんの養父と確認された。
現場近くに住む人は、「(17日午後)9時すぎにシャッター下ろしましたので、その時には異常なかったですね。(不審車はなかった?)なかったですね」、「魚釣りとかドライブだけに来る人もいるし、よその人が来ますよ。少し行ったら行き止まり、道路が」などと語った。
養父は、宇野さんにかけられたおよそ2,100万円の保険金の受取人で、任意で事情を聴かれていた。
車の窓の部分には、テープによる目張りのようなものがされていて、車内には、しちりんがあったことから、練炭自殺したものとみられている。
遺書などは見つかっていないが、養父とは17日夜から連絡が取れなくなり、特定捜索人として手配がかけられていた。
養父の父親は、取材に対し、「養子縁組をしていたことはまったく知らなかった。息子はわたしと同じで、気の弱い性格だった」と語った。
また自殺については、報道で知ったといい、「事件にかかわるような子ではない」と語った。
一方、宇野さんは、大阪・松原市の雇用促進住宅時代に、ルームメートだった女性に、生命保険について語っていた。
宇野さんと同居していた女性は「社会保険の値段が上がったとき、たまたま生命保険の話になって、(宇野さんは)『生命保険ばからしい。社会保険入るなら、自分でためる』と言っていた」と語った。
また宇野さんは、別れた夫との間に子どもがいたという。
同居していた女性は「生活保護の方から、仕事はいつ決まるなどといわれ、子どもを施設に預けたと。『施設にいる子は、いつか引き取りたい』と言っていました」と語った。
警察では、養父が自殺した経緯を調べるとともに、宇野さんとの養子縁組についてなど、引き続き関係者から事情を聴いて、慎重に捜査を進めるものとみられる。
(05/18 17:09 関西テレビ)