昨夜、一世(Issei)教授の御厚意により、貴重なLPレコードを鑑賞させていただいた。
また、一世教授の生徒さんが3人いらしていた。門下キャリアが15年を超え、一般企業に勤務するOLさん達なのに、バッハ「平均律」全2巻、ショパン練習曲および前奏曲を全曲こなされているそうだ。熱心な生徒さんだ。
そうしたお弟子さん達に、鑑賞会で細かく丁寧に演奏を解説される一世教授。教授が帰宅されたあと我々メンバーと3人の生徒さんで鑑賞会後に一杯やったが、「一世教授のもとでピアノを精進出来る事が生き甲斐」だと生徒さん達は口をそろえる。
形は違えど我々にしても同じで、一世教授のレクチャーあればこその鑑賞会である。ピアノ指導にしてもレクチャーにしても、一世教授以外ではだめなのだ。生徒さん3人とも、一世教授の膝上で幼少からピアノの手ほどきを受けて来た方々で、教授というより父親を語る娘さんという感じである。
ここ数年は、たいした師事キャリアのない「取巻き」が教授の周辺で大きな面をしていたのが嫌でレッスンやコンサートに行きにくくなっていたそうだが、今年に入って教授の破門状(法的なもの)が内外の教授門下や関係者に廻されて「取巻き」が一掃されたおかげで、本来の生徒さん達が再び教授のもとに集結しているという。
「私たちは、やっと巣に帰れた迷子の鳥だったんです」
生徒さんの一人、A柳さんが目に涙をためて嬉しそうに語っていたのが印象的だった。「今年は一世門下が10年ぶりに一枚岩に戻れた記念の年」というから、A柳さん達の辛抱は長く辛かったのかも知れない。
実は、一世教授から、昨年12月末の段階で……
『来年3月の東京公演が終わり次第、自分の周辺を徹底的に掃除する事にした。協力して頂きたい』
…と要請されていた。
3月ではなく、予定外の1月早々に「掃除」が繰り上がったため私も文書作成で多少バタついたが、おかげで教授は東京公演まで練習に集中出来たらしい。一世教授夫妻の“顧問弁護士”として、私の法律事務所も法的に正式な「破門状」を作成した甲斐があったというものだ。
破門状で一掃されたのは“主病巣”一派全員の他に「労多いばかりでボランティア同然だった地域とその代表」も含まれており、教授の貴重な土日スケジュールが本来あるべき姿に立ちかえれる要因となった。
生徒さん達は教授のもとへ帰巣できたし、教授の演奏スケジュールは過密になるし、土日も有意義に使えるようになるし、イイ事ずくめではないか。今年早々に一世教授がされた事は「掃除」ではく「厄払い」だったように思える。
掃除されたというより、自滅した形の主病巣一派だが、哀れな感じがしないでもない。同情はせぬが。
昨夜あらためて私が感じた事だ。
(青野)
また、一世教授の生徒さんが3人いらしていた。門下キャリアが15年を超え、一般企業に勤務するOLさん達なのに、バッハ「平均律」全2巻、ショパン練習曲および前奏曲を全曲こなされているそうだ。熱心な生徒さんだ。
そうしたお弟子さん達に、鑑賞会で細かく丁寧に演奏を解説される一世教授。教授が帰宅されたあと我々メンバーと3人の生徒さんで鑑賞会後に一杯やったが、「一世教授のもとでピアノを精進出来る事が生き甲斐」だと生徒さん達は口をそろえる。
形は違えど我々にしても同じで、一世教授のレクチャーあればこその鑑賞会である。ピアノ指導にしてもレクチャーにしても、一世教授以外ではだめなのだ。生徒さん3人とも、一世教授の膝上で幼少からピアノの手ほどきを受けて来た方々で、教授というより父親を語る娘さんという感じである。
ここ数年は、たいした師事キャリアのない「取巻き」が教授の周辺で大きな面をしていたのが嫌でレッスンやコンサートに行きにくくなっていたそうだが、今年に入って教授の破門状(法的なもの)が内外の教授門下や関係者に廻されて「取巻き」が一掃されたおかげで、本来の生徒さん達が再び教授のもとに集結しているという。
「私たちは、やっと巣に帰れた迷子の鳥だったんです」
生徒さんの一人、A柳さんが目に涙をためて嬉しそうに語っていたのが印象的だった。「今年は一世門下が10年ぶりに一枚岩に戻れた記念の年」というから、A柳さん達の辛抱は長く辛かったのかも知れない。
実は、一世教授から、昨年12月末の段階で……
『来年3月の東京公演が終わり次第、自分の周辺を徹底的に掃除する事にした。協力して頂きたい』
…と要請されていた。
3月ではなく、予定外の1月早々に「掃除」が繰り上がったため私も文書作成で多少バタついたが、おかげで教授は東京公演まで練習に集中出来たらしい。一世教授夫妻の“顧問弁護士”として、私の法律事務所も法的に正式な「破門状」を作成した甲斐があったというものだ。
破門状で一掃されたのは“主病巣”一派全員の他に「労多いばかりでボランティア同然だった地域とその代表」も含まれており、教授の貴重な土日スケジュールが本来あるべき姿に立ちかえれる要因となった。
生徒さん達は教授のもとへ帰巣できたし、教授の演奏スケジュールは過密になるし、土日も有意義に使えるようになるし、イイ事ずくめではないか。今年早々に一世教授がされた事は「掃除」ではく「厄払い」だったように思える。
掃除されたというより、自滅した形の主病巣一派だが、哀れな感じがしないでもない。同情はせぬが。
昨夜あらためて私が感じた事だ。
(青野)