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【静岡】

砂浜に今年も「命」 磐田・福田、駿河区・大浜でウミガメ初産卵

2010年5月19日

「無事に元気に育て」と願いを込めて埋め戻されるアカウミガメの卵=18日午後、浜松市南区白羽町の白羽ふ化場で(袴田貴資撮影)

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 静岡県内の太平洋岸に、アカウミガメの産卵シーズンがやってきた。17〜18日は磐田市と静岡市の砂浜で上陸や産卵を確認。保護・調査団体などが「元気に育って」と見守っている。

 サンクチュアリNPO(浜松市中区)は18日、磐田市の福田海岸で今年の初産卵を確認し、卵119個を浜松市南区のふ化場に移した。メンバーの馬塚晴之さん(62)は8月中旬ごろのふ化を見込み「1匹でも多く海に帰したい」と語った。

 静岡市駿河区の大浜海岸でも17日、88個の産卵を確認した。市は「地域の清掃活動などが実を結び、ウミガメにとって産みやすいきれいな砂浜が広がってきている証拠」と喜んでいる。

 

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