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集まれ!I リーグ生 会場再現レポート
やる気を起こす公文式でめざす将来

 「やる気の方程式」の原理をまとめると [1] のようになります。これを実行すれば、もって生まれた学習能力をフルに発揮することができるのです。私は30年近く、公文式の教育に興味をもってきました。私が公文式にひかれた理由を「公文式の秘密」という形で示しておきます( [2] )。それは教材そのものがまさにやる気を起こす5つのシステムをもっているということなのです。

 [2] -(3)に「くり返すことで自分でわかる」とあるけれども、その前に、やはり教室で友だちや指導者の先生方とコミュニケーションをもつことが有効です。赤ん坊のときも、まず大人と一緒にやってできたら後は急速に自分一人でできるようになるということを忘れないでください。

 では公文っ子は何をめざしたらいいのでしょうか。公文で身につけられることは3点です。(1)基礎学力(ことばと数)。これは社会や理科、大学で習う自然科学・社会科学・人文科学などとは違います。これは社会や理科を学習する道具となるもので、たいへん重要な科目です。(2)達成感を身につける (3)やり続ければ必ず達成できるという「自尊感情」つまり「自信」が身につけられる。

 将来、ぜひ身につけてほしいことも申し上げておきます( [3] )。皆さん方がターゲットにすべきことは、[3] -(1)の社会や理科の領域の一つを必ず3S=専門領域までいくことです。これが大切です。

 人と同じにならないということが大切なのです。なぜなら、人と違う人間になることこそお互いがコミュニケーションをしてより成長していく基となっていくからです。21世紀の社会はそういう社会をめざしています。自分とはちょっと違った人々と対等につきあい、自分にないものを学ぶという姿勢を身につけてください。

 それでは皆さん、「やる気の方程式」の原理をさっそく実行して大いに能力を伸ばしてください。








この講演録は、04年12月に開催されたセミナーを要約したものです。
文責:日本公文教育研究会 教務部

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