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やる気の種類とメカニズム

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もって生まれた能力を発揮するための条件をまとめると、まず1つ目は、やっていることが好きにならなければいけないということです。好きになって「これは面白い」と思ったときにはバンバン学習できるようになります。好奇心はまさにやる気の原点なのです。
2つ目は、好奇心を向ける対象は主に人間であることです。
3つ目は人との対話や、手伝ってもらうことで学習をするということです。これが非常に大事なことです。一人で何かを発見しようなどとは思わないでいいのです。例えば友だちとディスカッションして手伝ってもらってできるようになっていくというのが、一番早くて効率が高く、そして本当に自分のものになっていく秘訣なのです。
4つ目は、「そのなかで人に認められる喜び」や「自分でたてた目標を達成していく喜び」を体験することです。「よく頑張ったね」とほめてもらえる。これが人はすごく嬉しいのです。このことを「好奇心」に対して「社会的・達成動機」といいます。人はこういうものももって生まれてきます。人は「学習能力」と「人とやり取りをする能力」の2つをもって生まれてくるのです。
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