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もって生まれた学習能力のすごさ

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さて、私たちは「マインド」=「脳の働き」をどのようなものとしてとらえてきたのでしょうか。それには次の図がとても大事です。これはまだ教科書にも全部は載ってないほど最新の考え方です。
人間のもって生まれた能力は潜在能力という形で、太陽そのものに例えられるくらい大きな能力だと考えられています。それは必要なものを学習して賢くなっていく能力で、たいへん効率の高いものです。そういう土台を全員がもって生まれてくるのです。
「コロナ」の部分は学習して実際に使えるようになった領域を表します(顕在能力という)。でも、太陽の本体と比べてコロナはごく小さいです。コロナとコロナとの間にある谷の部分は、まだ潜在能力を十分に発揮していなくて使い物にならない部分です。学習能力をまともに発揮したら一発で学習してしまうので、コロナはぐんぐん伸びていきます。しかし、学習をしていてもちゃんともって生まれた学習能力を使わなければなかなか伸びません。大事なことは、皆さん方が太陽の本体の学習能力を使って勉強することです。
逆に、ある部分が伸びていなくても、30歳、40歳になってからでも、この学習能力を使えば、どんどん新しい領域は伸びていきます。
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