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【大相撲】

白鵬強すぎ!10日目で2差

2010年5月19日 紙面から

白鵬(右)が押し出しで稀勢の里を下す=両国国技館で

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◇夏場所10日目

 横綱白鵬(25)=宮城野部屋=は関脇稀勢の里を押し出してただ一人全勝を守ったが、1差で追っていた新大関把瑠都が大関琴欧洲に寄り切られ、2敗に後退した。1敗力士はいなくなった。2敗対決は白馬が日馬富士を突き落とし、大関初挑戦で白星を挙げた。魁皇は琴光喜との大関対決を制し6勝目。琴光喜は連勝が5で止まった。

 圧倒的な強さで、白鵬が早くも10日目に独走態勢を築いた。稀勢の里との突きの応酬になり、一度は土俵際に追い込まれたが、左を差しただけで勝負あり。右のはず押しとともに稀勢の里をズルズル下がらせて押し出した。

 直前に1敗の把瑠都が敗れたが「全然意識はなかった。自分の取組に集中した」。10日目の2差は、全勝優勝した08年名古屋で9日目に2差をつけて以来2度目。過去にも10日目で2差をつけた力士は、ほぼ賜杯を抱いている。すでに優勝手形を手に入れたも同然だが、白鵬は21場所連続の2けた勝利を「2けたが横綱の勝ち越しと思っている」と喜んだ。

 ただでさえ強い横綱が、今場所に懸ける意気込みは強い。場所中は休みがちのけいこを、10日間連続でこなしている。しこ、てっぽう、すり足などで約40分汗を流し、お気に入りのドラマ「暴れん坊将軍」の再放送を見る。実質的な師匠の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「勝っているから毎日のペースを崩したくないんだろう」と推測。それだけ、08年秋以来遠ざかる東京場所での優勝にこだわっている。

 稀勢の里が顔に突きを見舞ってきたことに「わかってないな、あいつも。相手を間違えてる」と、冗談交じりに怒って見せた白鵬。栃ノ心、鶴竜、稀勢の里ら若手の挑戦をあっさりとはね返し、把瑠都は勝手に脱落した。まさに無敵の最強横綱。だが「今日見てると、自分自身で燃えるしかない」と、14度目の賜杯を見据えて慢心はまったくなさそうだ。 (田中一正)

 

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