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性格は作られる、変えられる

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「自分ってどんな人間だろう?」と、自分に興味をもったことがあるでしょう。「自分はどんな性格だろうか?」とか「自分にはどれぐらい能力があるのだろうか」ということには強い興味をもつものです。
実は、自分のことに興味をもつことは「やる気の方程式」の出発点になるのです。
性格とは、その人の行動傾向のことですが、自分自身の行動を自分が判断した結果だということをご存知でしたか。ただし、自分が勝手に決めたものではなく、多くの場合、「人からこのように見られているだろう」などと、周りの人との関係によって自分を判断しています。性格テストというのは、皆さん方の判断を整理したもので、性格とは自分の行動についての「思い込み」であって、客観的なものではないのです。
ですから原理的には思い込みを変えてやれば性格は変わります。例えば皆さん方が、生活場面が変わって人とのつきあい方が変わってくると変化しやすいのです。
自己催眠という方法もあります。例えば朝起きて、「自分は活動的だ。自分は活動的だ。自分は活動的だ」と3回言ってゴクンとその言葉を飲み込んでしまうのです。それを1か月続けてください。すると本当に「結構、僕は活動的だったんだ」というふうに気がついてくるようになります。
また、「きみはいつもこういう行動をしているよ」と人から何回か言われたら、つい自分もそう思い込んで、動くようになってしまいます。このように性格というのは作られるものなのです。
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