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武田幸三“らしさ全開”超過激引退試合

 佐藤嘉洋(左)とのエキシビション戦に臨む武田幸三=後楽園ホール
 佐藤嘉洋(左)とのエキシビション戦に臨む武田幸三=後楽園ホール

 「武田幸三引退興行」(16日、後楽園ホール)

 昨年10月のK‐1ワールドMAXで引退した武田幸三(37)が16日、後楽園ホールで引退記念興行。佐藤嘉洋(29)と過激なエキシビション戦を行い、最後まで武田幸三らしさを貫いた。

 「世界のトップで唯一やっていなかった佐藤君とケジメを」と武田が指名して実現したEXは、2人の申し合わせで「ガチで」。「試合と同じくらい練習した」武田だが容赦ない猛攻に苦もんし、左ハイと右ボディーでダウンする壮絶なラストマッチとなった。

 佐藤に“介錯”された武田は引退式で「来世を選べるなら武田義夫と栄美子の子供に生まれ、奈緒美と結婚し、長江国政先生の門をたたいて皆さんのために頑張りたい」と涙ながらに両親、妻、師の名を挙げる感動的なスピーチ。もう侍の刀が抜かれることはない。

(2010年5月16日)
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