6月から始まるお中元商戦を前に、福岡市・天神の岩田屋と福岡三越は19日午前、福岡三越前のライオン広場で、両店のお薦めギフトを紹介する内覧会を開催。ハムやめんたいこなど、約50点を並べてアピールした。
消費者の節約志向で、百貨店の売上高が低迷する中、10月に経営統合する両店が、商戦を盛り上げようと初めて合同で企画した。
会場では約30点の試食もあり、福岡県飯塚市の主婦、小川富子さん(78)は「たくさん試食をして選びたい。岩田屋によく行くが、これを機に三越にも足を運びたい」と話していた。
お中元の注文の受け付け開始は来月1日から。有機野菜などの自然食材や、地元の食材を使ったギフトなどの高付加価値商品が、近年は人気を集めているという。両店合計で前年比105%の売り上げを目指す。
=2010/05/19付 西日本新聞夕刊=