東国原知事、報道陣にブチ切れ…口蹄疫感染拡大

非常事態宣言した記者会見で、記者団の質問にブチ切れた宮崎県の東国原英夫知事

　口蹄疫（こうていえき）感染が拡大している宮崎県の東国原英夫知事が、１８日の記者会見でブチ切れた。

　この日、東国原知事は、「拡大を止めることができない状況」として、非常事態を宣言。発生地域内では一般住民にも不要の外出は控えることを要請し、発生地域外でも多くの人が集まるイベントや大会は「可能な限り延期すること」とした。

　しかし、一定地域での家畜の全頭処分など防疫強化に関する記者団との質疑では「寝ずに検討している。われわれも一生懸命やっている」と声を荒らげる一幕も。さらに「もっとリーダーシップを取るべきでは」との質問には、「やっていますよ。検討しています」と声を荒らげ、机を何度もたたいて途中で「帰ります」と席から立ち上がった。報道陣が「けんかをしているのではなく、防疫の話をしている」となだめると、知事は「けんかを売っているのはそっちだ」と応酬した。

　同県によると、口蹄疫感染の疑いがあるとして処分の対象となった牛や豚などは計約１１万８０００頭に上った。

（2010年5月19日06時02分  スポーツ報知）

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