(cache) 10キロ圏内を全頭殺処分へ 新たに13万5千頭が対象 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  口蹄疫の感染拡大防止のため、国道に設けられた消毒ポイント=19日午前、宮崎県川南町

    10キロ圏内を全頭殺処分へ 新たに13万5千頭が対象

     宮崎県内で口蹄疫の感染拡大が続いている問題について、農林水産省は19日、発生が確認されている農場から半径10キロ以内のすべての牛や豚にワクチンを接種して拡大を抑制し、接種後に全頭を殺処分する方針を固めた。政府は同日午後に対策本部を開き、その後赤松広隆農相が発表する。国内でのワクチン使用は前例がない。

     ワクチン接種後の新たな殺処分対象となる家畜は、牛が約3万5千頭、豚が約10万頭で、合計約13万5千頭に上る見込み。19日までに牛や豚など約11万8千頭の殺処分が既に決まっており、合わせると処分対象は約25万3千頭になる。

     同県川南町を中心とする発生地域から半径10~20キロ圏内の牛と豚は、食肉として処理した上で民間食肉会社が買い上げ、保管経費を国が補助する。食肉は一定期間経過後に市場に放出する。

     赤松農相は「限られた地域の中で7割が感染している。残りも事実上感染しているとみて処分する」と指摘。非感染地域の食肉買い上げによって、感染地域との間に緩衝帯を設ける考えを示した。

      【共同通信】