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2010年5月18日(火) 19:25 |
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連続放火事件の裁判員裁判
去年4月真庭市蒜山で1人が死亡した民家火災など4件の連続放火事件で罪に問われている男の裁判員裁判が、岡山地裁で18日から始まりました。 殺人罪には問われていないものの、放火で人が死亡した事実を裁判員がどう判断するかが注目されています。
岡山では8例目となる裁判員裁判で、現住建造物等放火の罪などに問われているのは真庭市の無職・石田宏行被告です。 起訴状では、石田被告は去年4月10日真庭市蒜山下長田の民家に火をつけ、母屋と隣接する牛舎を全焼させるなど、去年4月から6月に起きた4件の放火事件で罪に問われています。 4月10日の火事では、この家に住む当時84歳の男性が逃げ遅れて死亡していますが、殺意は無かったとして石田被告は殺人罪には問われていません。 18日の初公判で、石田被告は起訴内容を全面的に認め裁判の争点は被告の刑の重さ量刑となります。 冒頭陳述で検察側は「死者が出た極めて重大な結果は量刑に考慮すべき」と主張。 一方、弁護側は「被告は発達障害に似た特性があるため治療が必要で長期間の服役は更正に繋がらない」と主張しました。 人が死亡した事実を6人の裁判員が、量刑にどう反映させるのか? 判決は今月24日に言い渡されます。
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