青少年健全育成条例について15

今日の参考人招致では、赤枝氏には山口拓委員、宮台氏は鈴木かつひろ委員、田中氏は神野吉弘委員、前田氏は浅野克彦委員から質問させていただきました。

それぞれ専門家の立場から分かりやすく意見表明をいただきました。賛成・反対の立場の違いはありましたが、いかに教育をすべきかが一番の問題との認識は一致したと思います。

私が一番注目したのは、この条例の諮問委員会の会長の前田雅英氏の話です。浅野委員の諮問委員会の議論の進め方についての質問に、漫画家や表現者の意見を直接聞かなかった事は誤りだったと認めた事。自民党の田中委員の即座にこの条例を通さなければ、重大な問題があるのではとの質問に、直ちに重大な事態になるとは思わないとの認識を示した事です。表現者からも、議会として意見聴取すべきですし、問題点は時間を掛けてでも議論すべきと感じました。

第2回定例会に向けて、都庁側の動きも出てきていますが、都が業界団体の調整も十分にしていない、諮問委員会の議論の過程もそれを取りまとめた責任者が非を認めている、提案者の知事も文言の修正をすべきとの認識を示している。非常に問題のある改正案であることは論を待ちません。

今後については、今週のPTの議論の状況と最終的には会派執行部の判断です。今定例会で通すとすれば、大幅な文言修正とさらなる慎重審議は不可欠でしょう。

私のブログを多くの方のみならず、都庁関係者も見ていただいているようですが、記事の内容はあくまで私の個人的な見解です。会派の正式な方針は、執行部で議論し議員総会で正式決定されます。この問題に強い関心をお持ちの方々に、われわれの活動を広く報告することを念頭に置いてますので、ご了承下さい。

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青少年健全育成条例について14 

これから総務委員会です。

このブログ「青少年健全育成条例について11」で区分陳列の視察を三省堂書店に行くと報告しましたが、集合が三省堂でした。

実際の視察場所は別の書店ですので、お詫びして修正させていただきます。

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青少年健全育成条例について13

昨晩、東京都青少年健全育成条例改正案についての反対集会「どうする!?どうなる?都条例ー非実在青少年とケータイ規制を考える」が開催されました。定員は800人の大きな豊島公会堂で行われましたが、立ち見をする方々も出るほどの盛況でした。

私も、選挙関連の会議を途中で抜け出して、参加させていただきましたが、参加者の熱気を肌で感じることができてとても良かったと思います。また、会の代表者、藤本由香里明大准教授、山口貴士弁護士、パネラーの水戸泉氏(力士ではなく女性です!)、都の説明についてご立腹だった竹宮恵子氏などから、直接話を伺えました。

学識者や関係業界団体、漫画家や作家など表現者など幅広い方々から、この条例について強い不安や反対の声をお聞きしました。この声を胸に今後の議会活動に生かして行く決意です。

今日は総務委員会で参考人招致を行います。ぜひご注目下さい!

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青少年健全育成条例について12

18日の参考人招致に向けて準備をしております。質問する委員、順番、内容もほぼ決まりまして、各委員において最終の調整をしている状況です。

来週は定例会前の大きな山場を迎えます。PTにおいても、すでにご報告の通り断続的に視察とヒアリング、論点整理や議論を行います。そろそろ具体的な修正案の検討に入る事になりますので、この点でもご意見がございましたらお寄せ下さい。

また、賛成の署名を集めている動きもあるようですので、心配をされる方もメールや手紙だけでなく署名集めの活動もしていただければと思います。今日、ぜひこの条例を通して下さいとのメールをはじめていただきました。

先ほども書きましたように、来週は参考人招致や集会など山場ですので、気を引き締めて頑張ります。先行きが混沌としているのが現状です、ぜひ皆さんの力を結集して下さい。

また、参考人招致について多くの方からご意見をいただきました、ありがとうございました。

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青少年健全育成条例について11

20日の視察の詳細が決まりましたので報告します。

論点整理の会議を午前中に行います。午後から三省堂書店本店に区分陳列などの状況について視察をした後、日本雑誌協会など出版業界からヒアリングを受けます。

昨日、秋葉原に同人誌の専門店を数店、同僚議員と視察して来ました。平日の夕方でしたが、多くのお客で賑わっていてなかなかの活気です。この条例の改正を意識しているわけではないでしょうけど、区分陳列は徹底されているように感じました。ただ一軒だけは少し問題があるようでしたが、現行法での指導を徹底すべきと考えます。

問題点は、区分陳列を徹底したとしても、ネットでいくらでも手に入る状況をどうするかということだと思います。この点は、いくら規制を強化してもしきれないでしょう。そもそも人間はダメと言われれば言われるほど見たくなるものです。子供であるならなおさらです。

どのような情報に接してもそれをきちんと処理できる能力をいかに付けていくかが、もっとも考えなければならないと思います。その為の教育のあり方、地域のあり方をどのようにして行くか?という視点から、今後もこの活動をして行きます。

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青少年健全育成条例について10

今後のPTの日程についてご報告します。

5月19日 有害図書類の指定について都からヒアリング、モバイルコンテンツ審査機構からヒアリング

5月20・24日は論点整理。(おそらく20日になると思いますが、書店での区分陳列の視察と雑誌協会からのヒアリングが入ると思います。)

PTでの議論の内容について、もっと知らせてほしいとの問い合わせをいただいておりますが、このブログで最大限お知らせする努力をしますので、ご了承ください。

18日の参考人招致についての準備は断続的に行っております。今日は委員で役割分担を行いました。皆さんからも、参考人に聞いて欲しい内容がありましたら、私のメール itomasaki@nifty.com  までお知らせ下さい。

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青少年健全育成条例について9

今日は、既にご報告したように、ソフトバンクモバイルの渋谷店とフィルタリングの分野でシェアNO1のネットスター社の視察をしてきました。

ソフトバンクモバイルでは、社長室長の島聡氏が対応をしていただきご説明をいただきました。青少年に対して、かなり厳密に販売窓口で対応していただいている事が分かりました。さらに問題点があれば、社として直ちに解決策を取るとの強い決意をお聞かせいただきました。ipadの販売も好調という事で、携帯とパソコンの境界がなくなる事はそう遠くないようです。法や条例で規制しても、日進月歩の進化を遂げる状況には到底付いて行くことは出来ない事もよく分かりました。

ネットスター社では、フィルタリングの現況について詳しく説明をいただきました。法律や条例でフィルタリングを義務付けることには意味があるが、それだけで被害を減らすことは出来ないということでした。技術的にも完璧ではなく、要は利用者(特に保護者)がいかに自己防衛を図るかが重要という事です。

19日には漫画・アニメ業界の視察、20日、24日には引き続きの論点整理とPTが目白押しです。同人誌の即売会についてもPT有志で視察に行きますし、17日には「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」代表者:藤本由香里(明治大学准教授)・山口貴士(弁護士・リンク総合法律事務所)】のシンポジウムのご案内もいただいております。

引き続き鋭意取り組んでまいります。

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青少年健全育成条例について8

日曜日にもかかわらず多くの方から、メールやツイッターやブログへのコメントなどでご意見や声援をいただいてます。ありがとうございます。

今日は久しぶりに何もない休日でした。GWは壊滅でどこにも行けませんでしたので、妻と少し遠出をして来ました。とてもよい天気の中、お風呂に入って美味しいものを食べて、気分転換が出来ました。明日からの戦いに備えての充電も万全です!

そんな中、今日、日本テレビから11日のPTの視察を取材したい旨、さらにはフライデーから取材の申し込みをいただきました。マスコミの皆さんも注目していただいているようで、本当に心強く思います。

石原知事の条例改正案の文言修正についての発言をここで紹介しました。少し明るい兆しが見えてきていますが、まだまだ越えなければならない壁は高く、気を抜くことはできません。

ここで日程についてご報告します。6月1日に定例会が始まり、10日か11日の総務委員会で本件について議論し採決をすることになります。我々の修正案を提出するには、それ以前に用意しなければならず、日程的に大変厳しい状態です。参考人招致についても、5月18日には実現しますが、もっともっと多くの方から意見を伺うためには、この改正案に賛成している自民・公明の皆さんにも了承をいただかなければ実現しません。

この大変な状況を打破するには、われわれが努力するのは当然ですが、強い民意の後押しがなければ不可能です。ぜひ皆さんのお力を貸して下さい。

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青少年健全育成条例について7 知事がダメだし!

18日の総務委員会の参考人と順番が正式に決定しました。

1時  医学博士 赤枝六本木診療所院長 赤枝恒雄氏

2時  首都大学東京教授  宮台真司氏 

3時15分 弁護士 田中隆氏

4時15分 首都大学東京法科大学院教授 前田雅英氏

参考人から10分以内で発言、その後各会派から10分以内で質疑を行います。

また、本日の定例知事記者会見で、条例の改正案を修正するとの発言がありました。石原知事は「非実在青少年」について「何だこれ一体。要するにアニメに描かれている子どもということ。誤解を解くため修正したらいい。役人の作る言葉は世間に通用しない」と語りました。

一歩前進ではありますが、この部分の修正にとどまると思われるので、他の部分にも必要な修正を求めて行きたいと思います。個人的な感想ですが、ここまで来たら、一度改正案を引っ込めるべきではないかと思っています。

知事は最後まで「非現実青少年」と言い間違えてましたし、提案者自ら分かりづらいと認めているのですから。何れにせよ議会として必要な修正を掛けられるように頑張りたいと思います。

18日の総務委員会も出来るだけ多くの方にご覧いただけるよう、一番大きな第5委員会室で開催されます。また、当日の傍聴できない方にも画像で見ていただけるように、委員長に求めて行きたいとも思います。参考人招致も、1回では足りませんので複数回行うように働きかけて行きます。

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青少年健全育成条例について6

PTの活動についてのお知らせです。既に10日と11日については報告しましたが、詳細をお知らせします。

10日は、論点整理と今後の対応について

11日は、ソフトバンク渋谷店 フィルタリング会社のネットスター社視察

異例の2日連続の開催となります、鋭意議論をして行きます。

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