青少年健全育成条例について15
今日の参考人招致では、赤枝氏には山口拓委員、宮台氏は鈴木かつひろ委員、田中氏は神野吉弘委員、前田氏は浅野克彦委員から質問させていただきました。
それぞれ専門家の立場から分かりやすく意見表明をいただきました。賛成・反対の立場の違いはありましたが、いかに教育をすべきかが一番の問題との認識は一致したと思います。
私が一番注目したのは、この条例の諮問委員会の会長の前田雅英氏の話です。浅野委員の諮問委員会の議論の進め方についての質問に、漫画家や表現者の意見を直接聞かなかった事は誤りだったと認めた事。自民党の田中委員の即座にこの条例を通さなければ、重大な問題があるのではとの質問に、直ちに重大な事態になるとは思わないとの認識を示した事です。表現者からも、議会として意見聴取すべきですし、問題点は時間を掛けてでも議論すべきと感じました。
第2回定例会に向けて、都庁側の動きも出てきていますが、都が業界団体の調整も十分にしていない、諮問委員会の議論の過程もそれを取りまとめた責任者が非を認めている、提案者の知事も文言の修正をすべきとの認識を示している。非常に問題のある改正案であることは論を待ちません。
今後については、今週のPTの議論の状況と最終的には会派執行部の判断です。今定例会で通すとすれば、大幅な文言修正とさらなる慎重審議は不可欠でしょう。
私のブログを多くの方のみならず、都庁関係者も見ていただいているようですが、記事の内容はあくまで私の個人的な見解です。会派の正式な方針は、執行部で議論し議員総会で正式決定されます。この問題に強い関心をお持ちの方々に、われわれの活動を広く報告することを念頭に置いてますので、ご了承下さい。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
最近のコメント