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2010年5月18日(火) 19:25 |
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香川県、口蹄疫感染予防対策
宮崎県で家畜の伝染病、口蹄疫が広がっているのを受け、香川県は、牛や豚を飼育するすべての農家に消毒のための消石灰の配布を始めることにしました。 香川県内で異常は見つかっていませんが、早めに対策を立て感染を防せごうというものです。
香川県は、18日綾川町の県家畜市場で、酪農や畜産に携わる農業団体の代表を集めて口蹄疫の感染を防ぐための会議を開きました。 そして、消毒を徹底するため牛や豚を飼うすべての施設に消石灰を配ることなどを報告しました。 香川県内で牛と豚を飼育しているのは、約420か所であわせて5万8000頭程が飼育されています。 このうち県内の子牛のおよそ3分の1、約1000頭が毎年、宮崎県から運ばれています。 県内で異常はみつかっていませんが、宮崎県で口蹄疫が広がっていることから香川県は、農場への部外者の立ち入りを制限するなど感染防止の対策を要請しました。 牛や豚など270頭余りを飼育する香川県県畜産試験場です。 ウイルスが靴やタイヤを介して持ち込まれないようにと、道路に消毒のための消石灰を撒く作業が始まりました。 香川県では、消毒で県内へのウイルス侵入を防ぐとともに、発生した場合に牛や豚を処分し埋める場所の確保を進めることにしています。 一方、四国4県の畜産担当課長も徳島県で緊急会議を開き、対策を協議しました。 会議では各県で行なっている畜産農家での消毒を徹底することや、宮崎県での封じ込めが、四国への侵入を防ぐことにつながるため宮崎への防疫員の派遣を継続することなどを確認しました。 また、宮崎での初動対応の遅れを教訓に万が一、四国で発生した場合、各県から人的・物的支援を積極的に行い、連携して対応することを申し合わせました。
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