民主党は18日、夏の参院選山口選挙区(改選数1)に俳優で新人の原田大二郎氏(66)を擁立すると発表した。原田氏は山口市内のホテルで小沢一郎幹事長とともに記者会見し、「古里山口のために身を粉にして働きたい」と述べた。
原田氏は会見で、教育と福祉を重点的に訴える考えを示し、「山口の財産は吉田松陰先生から連綿と続く教育。日本全国に広げたい」と強調。民主党については「結党以来、改革の姿勢が好き。今回は逆風だが、党の政策を訴えていく」と力を込めた。4月下旬から5月上旬にかけて立候補の打診を受け、「今しかない」と決断したという。
原田氏は横浜市で生まれ、2歳で山口県に移り住み、熊毛南高を卒業するまで平生町や光市などで育った。明治大を卒業後、劇団文学座に入り、舞台やテレビドラマで活躍。明大の特別招聘(しょうへい)教授も務めている。
山口選挙区では、再選を目指す自民党現職の岸信夫氏(51)と共産党新人の木佐木大助氏(55)が立候補を予定している。
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