5月16日(日曜)の夜、主権在民党の根上党首から電話を頂く。
明日、永田町で某団体の事務所開きがあるから来て欲しい。
で、17日(月曜)に永田町の十全ビルへ行く。
永田町では国会議事堂裏にある十全ビル。
TBRビル、パレロワイヤルと並んで、この3つのビルの中で日本の政治が作られている。
保守系国会議員がこぞってこれらのビルの中に事務所を構え、夜な夜な蠢いている。
Y・P体制の巣窟とも言うべき、金権腐敗の総本山。
遅れて9階の会場に入ると主催者会長が壇上で、挨拶をしている。
「この後、一階でパーティーをやります。民主党の選対委員長のイシイ・ピンなんかも来ますけど、
酔っぱらって絡んだりしないでくださいね。このまえ帝国ホテルでやったときは喧嘩売った人がいましたけど」
「あっ、その人が来ましたね」、って俺のことか。
でも、それは微妙にニュアンスが違う。
以前、会長のパーティーで目の前に座っていたので、私から話しかけた。
そして拉致問題に言及して「金丸訪朝(平成2年)の時、アンタが拉致問題を握りつぶしたんだ」
と言ったら、石井が「有本(拉致された惠子さんの両親)はバカだからいくら言ってやってもわからないんだ」、と暴言を吐いた。
「その言い草はなんだ」、と言ったらパーティーの席を蹴って逃げるように退席した。
会長はその時のことを言っているんだ。
事実としては
北朝鮮に拉致された惠子さんから神戸の両親の元に手紙が来た。
両親はその手紙を持って地元代議士の石井に相談に行った。
金丸信と共に訪朝した石井に手紙を託し、金日成との会談で取上げることになっていた。
しかし、石井はこれを握りつぶしたのだ。
「こんな手紙なんかじゃ、証拠にならんよ」、って。
まあ、理由はどうあれ、会長の友人として出席してくれた石井に対して、
一参加者の私が文句言ったのでは格好がつかんわな。顔をつぶすことになってしまう。
今日はおとなしくしておくか。
海江田万里とか姫井由美子とかもやってきてオベンチャラをスピーチ。
参院選狙いがアリアリだ。
石井「この政局にあっては小沢のような強い指導力が必用なんだ。枝野とか野田とかいくらいたってダメなんだ」(写真)
で、「民主党は小沢一郎が牛耳っていると言われてますいますけど、実際に牛耳っているのは石井ピンなんですよ」、
と本人を前にして会長がスピーチ。
実際はその通りだ。この石井が世間に見えない裏の部分を掌握している。
かつて、小沢と共に新生党を立ち上げた。
ある団体が同じ党名で街宣車を出して、街宣活動を実施したので、
新生党としてはなんとか中止させようと躍起になっていた。
で、G組が動いて中止に追い込んだのだが、G組を動かしたのは石井の一声だったと言われている。
SPもつけずに一人でやってくるんだから、ヤル気になればできるんだよナ。
でも、どうせ刺し違えるなら鳩山か小沢の方がいいよね、って効果の問題だけど。
根上さんの秘書のユカリさんと会うのは久しぶりだ。
丁度、翌日(18日)のニュースで赤報隊実行者を騙った島村征憲死亡が伝えられていた。
昨年、彼が週刊新潮の手記の中で書いていた「ミユキ」と言うのは、ユカリさんのことだ。
「野村秋介氏の秘書をしていたミユキが、野村氏の書いた朝日新聞銃撃の声明文をワープロで打った」、と言う。
当時、秘書を勤めていたのがユカリさんだった訳で、島村はユカリさんからワープロを打った事実をしゃべらそうと
新潮の指示のもと、会話を録音していた。
しかし、実際にそんな事実は存在しない訳で、成功しなかった。当たり前だ。
根上さんは本当にいい人だ。元々は中野区の住人あり、区長選挙に立候補した時は
車で区役所の正面玄関に突っ込んだ実績もある。
現在は車椅子生活であるにも拘らず、夜遅く私を家まで送り届けてくださった。
お世話になりました。