(cache) 口蹄疫ワクチン、国内初使用へ 農水省、封じ込めで - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  口蹄疫に感染した疑いで殺処分された豚の埋却作業=15日、宮崎県川南町(同県提供)

    口蹄疫ワクチン、国内初使用へ 農水省、封じ込めで

     宮崎県で牛や豚の口蹄疫の感染拡大が続いている問題で、農林水産省は18日、動物衛生の専門家らによる牛豚等疾病小委員会を開き、委員会は「現行の処分だけではまん延防止が極めて困難となってきており、ワクチン使用を検討すべきだ」との見解でおおむね一致した。農水省は見解を受け、口蹄疫ワクチンを使用する方向で検討に入った。近く決定する。

     また、現地対策本部長の山田正彦農水副大臣は同日、発生地点から半径20キロ以内の搬出制限地域から、国が家畜を買い上げることも検討していると表明。「法がないとできないわけではない」と述べ、買い上げ実施に前向きな姿勢を示した。

     国内でのワクチン使用は前例がなく、予防効果が不確かなことなどから農水省はこれまで消極的だった。だが、移動制限や殺処分といったこれまでの対策にもかかわらず感染ペースが衰えていないことから、委員会は次の段階に移る必要があると判断した。

     宮崎県で殺処分の対象となった牛や豚の数は18日、計約11万8千頭となり、国内では過去最悪の被害を更新し続けている。

      【共同通信】