宮崎県の東国原英夫知事は18日の記者会見で、感染が拡大している口蹄(こうてい)疫について「拡大を止めることができない状況。九州や全国にも感染が拡大する可能性を否定できない」として、県として非常事態を宣言した。
宮崎県によると、伝染病による非常事態宣言の発令は初めて。
宣言により、県民に一層の拡大防止の協力を訴える。口蹄疫の発生している地域では、車両の消毒を畜産農家以外の一般車両にも徹底。発生していない地域でも発生地域同様に、イベントなど人が集まる機会の延期や、不要不急の外出の自粛、マスクの着用や手足の洗浄、うがいなどを呼びかける。