2010年05月14日

国家公務員法強行採決

 昨日、衆議院本会議で「国家公務員法改正案」が通過しました。「天下り根絶」「脱官僚」とは名ばかりで、骨抜き・付け焼刃。制度改革の全体像・工程表がない、天下りを根絶するための“肩たたき”の禁止もない、あっせんを行った場合の罰則もない、「天下り自由化法案」「情実人事横行法案」です。

 総人件費抑制のための方策も不十分で、「定年まで働ける環境をつくり、総人件費を2割削減する」との公約も破たんしています。
10日、公明党は修正案を提出しましたが、審議されないまま、12日、内閣委員会で強行採決されたことは遺憾です。

 驚いたことに、強行採決の際、与党の某女性議員が、暴力行為を受けたと報道されていますが、そもそもこの方は委員会メンバーではありません。勝手に委員会に乱入し、何かのはずみで転倒したものです。
 
 見ていたわが党の議員の話では、その後元気そうに歩いていたとのこと。
しかし、昨日の本会議場では松葉杖で現れ、投票時に階段を降りる時は、男性議員に背負ってもらっていました。しかも、私の反対討論の真最中に、議員席の通路で転倒しそうになり、場内にどよめきも。一瞬、何か議事進行妨害が起きたのかと思いました。

 これまでもケガをされ車いすを使う方は多くいらっしゃいましたが、皆さん、目立たないよう配慮されていました。マスコミ出身の方は、演技もパフォーマンスもお上手。そのお知恵を政策実現に生かしてはいかがでしょう。
posted by 高木美智代 at 09:47| 日記 | 更新情報をチェックする