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過去最悪の6万匹殺処分、広がる口蹄疫の影響 宮崎
このニュースのトピックス:口蹄疫
宮崎県で家畜感染症の口蹄(こうてい)疫が拡大している。殺処分される牛や豚は計約6万匹に上り、国内で過去最悪の事態だ。感染拡大防止のため県内7カ所の家畜市場が閉鎖されたほか、県外で肥育され、各地の地元ブランド牛として商品化される子牛が出荷できないなど口蹄疫の影響が広がっている。
農林水産省によると、過去に口蹄疫が発生した際に処分された牛の数は明治41年に東京などで約500匹、平成12年に宮崎県で35匹、北海道で705匹。今回は、4月20日の1例目から5月7日までに、感染疑いが見つかった農家や施設は川南町を中心に計43カ所。国内で初めて豚の感染疑いも見つかり、処分対象は約5万9千匹、うち5万匹以上を豚が占めている。
東国原英夫知事は1日、陸上自衛隊に災害派遣を要請、「非常事態を宣言してもいい」とも訴える。