朝青龍いれば…白鵬“ライバル不在”嘆く

稀勢の里（左）を押し出しでで破り、全勝を守った白鵬
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　【夏場所１０日目】白鵬は稀勢の里を下して、０７年初場所から２１場所連続となる２ケタ勝利をマークした。

　突き放して出たところで稀勢の里の右張り手を食らったが、そこから逆襲して押し出し。張り手については「分かってないなぁ、あいつも。相手を間違えてる。それを分かったら強くなるんじゃないの」と、前日に変化した鶴竜に続いて、土俵態度を切り捨てた。

　把瑠都が敗れ、１０日目にして２差となった。「自分が強いだけ」。そう笑いながらも「自分が燃えるしかない。きょうを見てたら自分自身がライバル」とライバルがいないことを嘆いた。朝青龍は燃えさせてくれたか？と聞かれると「そうですね」ときっぱり。朝青龍の引退余波はこんなところにも表れていた。【取組結果】

[ 2010年05月19日 ]