2010年 5月 18日
口蹄疫発生受け香川県が緊急対策
宮崎県で牛や豚の伝染病口蹄疫が発生している問題で、香川県は県内全ての畜産農家などに、消毒剤を配布して消毒を行うなど、緊急対策をはじめました。このうち、約300頭の牛や豚が飼育されている香川県三木町の県畜産試験場では、防護服を着た職員が、牛舎の出入り口などに、消毒剤を散布していきました。緊急消毒の対象となるのは香川県内の畜産農家や動物園など423戸です。県では2カ月間、無償で消毒剤を配り、ウイルスの侵入を未然に防ぐよう取り組むことにしています。一方、綾川町では家畜防疫会議が開かれ、農場での消毒や、部外者の農場への立ち入り制限を徹底するよう市や町の担当者などに指導しました。香川県によりますとこれまで県内で口蹄疫の発生は確認されていませんが、家畜に異常が見つかった場合はすぐに連絡するよう協力を呼びかけています。

貝殻山の不法投棄冷蔵庫 撤去開始
岡山市南区の山中で不法投棄の冷蔵庫約40台が発見されてから3ヶ月あまり。岡山市は、2次的な不法投棄を防ぐため、撤去作業に乗り出しました。約40台の冷蔵庫は、今年2月、岡山市南区阿津の貝殻山の中腹で見つかりました。このまま放置すると景観を損なう上、2次的な不法投棄につながる恐れがあるため、岡山市が撤去に踏み切ったものです。現場では、市に委託された民間の廃棄物処理業者がクレーンを使って冷蔵庫を回収しました。撤去と処分にかかる約50万円は、全て岡山市が負担しています。回収された冷蔵庫は、1週間をめどに、処分されるということです。警察では、引き続き、廃棄物処理法違反の疑いで捜査する方針です。

山陽マルナカが独禁法違反の疑いで立ち入り
岡山市に本社を置くスーパー山陽マルナカが納入業者に対し、支払い代金を不当に減額していたなどとして独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けました。立ち入り検査を受けたのは、岡山市南区の山陽マルナカ本社や店舗など20数カ所です。山陽マルナカは、取り扱い商品に関し、納入業者に支払う代金を店頭での値引きなどを理由に不当に減額したり、商品の陳列などの作業を納入業者に不当に要求した疑いです。いずれも独占禁止法が禁じている「優越的地位の乱用」に当たるということです。山陽マルナカは6年前にも同様の行為で公正取引委員会から排除勧告を受けていて立ち入り検査に対しては「社内でも現在、調査を行っていて、検査には協力する。」とコメントしています。

野球部生徒が練習中の事故翌日に死亡
岡山市の岡山学芸館高校の野球部員が練習中に他の部員と衝突し、翌日になって死亡していたことがわかりました。死亡したのは岡山学芸館高校1年で野球部の男子生徒です。高校によりますと、男子生徒は今月15日の午後3時ごろ、和気町内のグラウンドで外野ノックの練習中に他の生徒と激しくぶつかって倒れ、顔や頭を強く打ちました。岡山市内の病院で検査を受けたところ、異常はありませんでしたが、翌日は監督の指示で練習を休み、寮の部屋で静養していました。昼頃になって、チームメートが男子生徒の様子を見に行ったところ、生徒が息をしていないのに気付き、119番通報しましたが、すでに死亡していたということです。岡山東警察署が遺体を司法解剖し、死因を調べています。

市民イチバデー
新鮮な食材の集まる市場を一般の人にも楽しんでもらおうと岡山市の中央卸売市場で「イチバデー」と題して様々な催しが行われました。これは1と8が「イチバ」と読める語呂あわせにちなんで毎月18日に行われるものです。青果店や鮮魚店など約70の店が全国から集まった新鮮な食材を販売したほか岡山県北の新庄村からは名物の出前餅つきの一行が訪れ、杵と臼で作ったできたての餅を配りました。また、重さ80キロに及ぶクロマグロの解体ショーも行われ、職人が華麗な手さばきを披露していました。岡山市ではこうした催しを通じて市場のPRを図りたいとしています。