サッカーのワールドカップ南アフリカ大会日本代表に選ばれた遠藤保仁選手の母校・鹿児島実業で17日、生徒たちが遠藤選手を描いた巨大な絵に応援メッセージを書き込みました。
これはワールドカップ南アフリカ大会を前にアディダスジャパンが日本代表を応援しようと、それぞれ選手に縁のある地域で応援イベントを実施しているものです。17日は遠藤選手の母校・鹿児島実業に縦21.5m、横13.5mの大きさに書かれた遠藤選手の巨大な絵が登場し、生徒など約500人がペンキを塗ったあと応援メッセージを書き込んでいきました。絵は遠藤選手を含め全国で13枚作られ、完成した巨大な絵は今月25日に羽田空港近くの公園に並べられ、選手が南アフリカへ飛び立つ飛行機の中から見えるようにするということです。
KTSニュース
先月鹿児島市のコンビニエンスストアで店員に刃物を突きつけて現金を奪ったとして、18歳の清掃作業員の少年が17日強盗の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは鹿児島市内に住む18歳の清掃作業員の少年です。警察の調べによりますと、少年は先月25日午前5時ごろ鹿児島市真砂町のファミリーマート真砂店に押し入り、22歳の男性店員にナイフのような刃物を突きつけて「金を出せ、出さないと殺すぞ」と脅しレジから現金およそ4万2000円を奪って逃走した疑いがもたれています。男性店員にけがはありませんでした。警察は、店内に設置されていた防犯カメラの映像を分析するとともに聞き込み捜査などを続けていました。調べに対して少年は「金がほしかった」と容疑を認めているということです。
宮崎県で口蹄疫が拡大しているのを受けて政府は17日対策本部を発足させましたが、畜産が盛んな鹿屋市も消毒ポイントを増やすなど防疫態勢を強化することになりました。
鹿屋市は飼育されている牛と豚があわせて33万頭余りと県内最大の畜産地帯で、口蹄疫に対する危機感が高まっています。17日開かれた鹿屋市議会の全員協議会では、現在鹿屋市が独自に国道の2カ所で実施している車両の消毒のポイントを18日以降さらに2カ所増やして4カ所とし24時間態勢で対応することが市当局から報告されました。また畜産関係の車だけではなく一般車両もすべて消毒し、畜産農家に対しては宮崎方面へ行くことを自粛するよう指導することも報告されました。
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普天間基地の県外移設をめざす沖縄の県議会議員らが17日徳之島を訪れ、徳之島町の高岡町長らに沖縄の負担軽減について理解を求めました。
徳之島を訪れたのは沖縄の県議会議員や市議会議員などあわせて8人で、呉屋宏議員は「沖縄の米軍再編の説明だけになると思う、協力は求める」と話しました。一行は徳之島町の高岡秀規町長と面会し、「基地機能の一部を受け入れてもらいたい」と沖縄の負担軽減に協力を求めました。高岡秀規徳之島町長は「私たちは決して沖縄の軽減負担に対して反対なのではなく、あくまでも基地に対しての拒否反応が強過ぎて民意が反対であることにご理解いただきたい」と話しました。天城町と伊仙町の町長は面会に応じませんでした。一行は今後九州の自衛隊基地がある地域も訪問し、「普天間の問題を全国の問題として考えてほしい」と協力を求めていく考えです。
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普天間基地の移設問題です。九州の自衛隊基地などでヘリコプター部隊の訓練を巡回させる案が先週浮上したのを受けて、鹿屋基地を抱える鹿屋市の嶋田市長は17日、受け入れに反対する考えを明らかにしました。
平野官房長官が今月12日鹿児島市で徳之島の町議会議員5人と会談した際、普天間基地のヘリコプター部隊の訓練を徳之島と九州の自衛隊の基地で巡回させる案を提示していたことがわかりました。こうした動きに対して鹿屋市の嶋田芳博市長は17日、「当局からは何も聞いていない」としたうえで「ヘリ部隊は騒音も大きいと聞いている」として受け入れに反対する考えを明らかにしました。なお、2006年にまとめられたアメリカ軍再編の日米合意では、普天間基地の空中給油機を山口県岩国市に移し訓練を鹿屋航空基地などにローテーションで展開することになっていますが、具体的内容はまだ示されていません。