警視庁の警察官が、痴漢の疑いで逮捕した男を取り逃がしていたことが分かりました。
警視庁によると、18日午前8時過ぎ、JR中央線に乗っていた20代の会社員女性が尻を触られたとしてJR中野駅で男を取り押さえました。男は、通報を受けて駆けつけた警察官2人に現行犯逮捕され、駅前の交番に連れて行くために男の後ろにつく形で歩き出しました。駅から出る際に、男は自分のパスモで自動改札を通りましたが、警察官2人は改札をすぐに通れなかったため、そのすきに男は逃走しました。男には手錠や腰縄はついていなかったということです。警視庁は「同行の仕方に反省すべき点があった。指導・教養を徹底して、再発防止に努める」としています。