携帯使用と脳腫瘍発症…WHO調査結果発表
5月18日19時39分配信 読売新聞
【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)の下部組織「国際がん研究機関」(本部・仏リヨン)は17日、「携帯電話の使用によって脳腫瘍(しゅよう)発症の危険性が高まるかどうかは確認されなかった」との研究結果を発表した。
同機関は2000年から、日本、英、仏、豪など13か国で約1万3000人を対象に携帯電話の使用と脳腫瘍との因果関係を調査。その結果、携帯を「日常的に使用している人」や「10年以上使用している人」の方が、使用しない人より脳腫瘍発症率が低かった。ただ、統計上の偏りや誤差の可能性もあるとして、因果関係の断定は避けた。
記者会見した同機関の研究者は、「危険性ゼロとは断定できない。最近は携帯の使用が1日1時間以上の若者も珍しくなく、研究を続ける必要がある」と話している。
同機関は2000年から、日本、英、仏、豪など13か国で約1万3000人を対象に携帯電話の使用と脳腫瘍との因果関係を調査。その結果、携帯を「日常的に使用している人」や「10年以上使用している人」の方が、使用しない人より脳腫瘍発症率が低かった。ただ、統計上の偏りや誤差の可能性もあるとして、因果関係の断定は避けた。
記者会見した同機関の研究者は、「危険性ゼロとは断定できない。最近は携帯の使用が1日1時間以上の若者も珍しくなく、研究を続ける必要がある」と話している。
最終更新:5月18日19時39分
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