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朝鮮学校無償化検討「どちらにしても強い反発」 専門家会議の人選難航 (2/2ページ)
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昨年末、中井洽拉致担当相が川端文科相に「(経済)制裁をしている国の国民ですから十分考えてほしい」と除外を示唆する要請を実施。鳩山由紀夫首相も2月25日、中井氏の発言を「そういう方向性になりそうだと聞いている」と後押しした。
ところが数日後、連立する社民党議員から除外に反発の声が上がると鳩山首相は急遽(きゅうきょ)、朝鮮学校の生徒と会うことを明言し、面会を契機に軌道修正を図ろうとした。
与党内でも対応が二転三転している状況に、文科省からメンバー入りの打診を受け、断ったという専門家は「どう判断しても誰かから強い反発を食らう。誰がそんな犠牲を払ってまで参加するだろうか。ほかに打診を受けている人も、私と同じ気持ちだと思う」と胸の内を明かした。
4月22日の会見で鈴木寛副大臣は会議について、「まだ人選は決まっておりません。頑張りたいと思います」と苦笑い。同省関係者も「はっきり言ってメンバーがいつ決まるのか、いつ会議が設置されるのか、われわれにも分からない」とお手上げ状態だ。
文科省ではメンバー選考が遅れても「何とか対応したい」と話しているが、参院選を前に支持率低下が気になる与党内でも対応が右往左往しかねず、会議自体が宙に浮きかねない。