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海自と中国海軍が沖縄東方海域で激しい情報戦

選択5月18日(火) 18時38分配信 / 国内 - 社会
四月十日に沖縄本島と宮古島の間の公海を抜けて太平洋に進出した中国海軍東海艦隊の十隻は、海上自衛隊との間で激しい情報戦を展開した。艦隊にはロシアから購入したキロ級潜水艦二隻が含まれ、常識に反して浮上航行したため新聞は日本への示威行為だと書き立てた。

だが、海自関係者は「潜水して通過すれば我々はスクリュー音などその艦の特徴である『音紋』を記録する。そうなれば次に潜水したまま日本近海に現れても艦番号まで特定できる。中国海軍はそれを知っているので、わざと浮上して壮大な雑音をたてたのだ」と解説する。

この時には中国海軍の艦載ヘリが護衛艦「すずなみ」に九十メートルまで接近し、機上から写真を撮っていたことも判明しているが、逆に海自のP-3C哨戒機も一隻ずつ細部まで上空から撮影。東海艦隊と付かず離れずの距離を保つ海自護衛艦は、太平洋進出後に潜水したキロ級潜水艦の音紋を収集。中国側も海自護衛艦のスクリュー音を記録したはずだ。

だが、レーダーや無線通信の周波数を探知されることはないのか。前出の海自関係者は「当然、互いに収集するが、訓練用の周波数しか出さない。有事になればまったく別の周波数帯を使う」という。太平洋波高し、である
  • 最終更新:5月18日(火) 18時38分
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