宮崎 口てい疫の非常事態宣言
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宮崎 口てい疫の非常事態宣言

5月18日 12時18分

宮崎県内で家畜の伝染病の口てい疫が相次いで発生していることを受けて、東国原知事は18日午前、「宮崎県の畜産が壊滅することや全国に感染が拡大する可能性を否定できない事態となっている」と述べて、県として口てい疫の非常事態宣言を出しました。

宮崎県内では、先月20日以降、これまでに5つの市と町の126か所の農場で口てい疫に感染したり感染が疑われる家畜が相次いで見つかり、処分の対象は11万4000頭に上っています。東国原知事は18日午前、宮崎県庁で開かれた記者会見で、「感染防止に向けて懸命の措置を講じているが、その拡大を止めることができない状況にある」と述べました。また「宮崎県の畜産が壊滅することや全国に感染が拡大する可能性を否定できない事態となっている」と述べ、宮崎県すべての地域に口てい疫の非常事態宣言を出して、県民の協力のもと、感染の拡大防止のいっそうの徹底を図りたいという考えを示しました。宮崎県は、口てい疫が発生した市と町や周辺の地域に対して、緊急の用事を除いて外出は控えることや、イベントや集会などは当面の期間延期するといった協力を要請するほか、口てい疫が発生した地域以外の県民に対しても、車で移動する場合には必ず消毒のためのポイントで消毒を受けるなどの協力を要請することにしています。