県立花泉地域診療センターから移管され、4月に開業した医療法人・白光の花泉診療所(一関市)で常勤医が決まらず、入院患者を受け入れていない現状について、達増拓也知事は17日、県として支援する考えはないことを明らかにした。
この日の定例会見で、「県立病院も厳しい環境の中で医師確保に努めている。民にできることは民が頑張るのが移管の趣旨だ」と述べた。常勤医の確保には「民間独自の工夫やネットワークに期待したい」と白光の努力を促した。さらに「ベッドが欲しいという地元の期待に応えるために移管した。早急に入院が可能な態勢を取るよう指導したい」と話した。【山口圭一】
毎日新聞 2010年5月18日 地方版