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宮崎県、3月の口蹄疫感染を見逃す 殺処分対象11万頭超に

2010.5.18 10:46
このニュースのトピックス口蹄疫
口蹄疫の影響で休園を決めた宮崎市フェニックス自然動物園=17日午後、宮崎市口蹄疫の影響で休園を決めた宮崎市フェニックス自然動物園=17日午後、宮崎市

 宮崎県で家畜の伝染病口蹄(こうてい)疫が拡大している問題で、4月23日に感染疑いが分かった水牛について、県家畜保健衛生所が最初の発生例の約3週間前の3月末に、農場に立ち入り検査をしながら感染を見逃していたことが18日、分かった。結果的に感染牛が23日間も放置されたことになる。

 農林水産省や県によると、3月31日、同県都農(つの)町の農場から、県家畜保健衛生所に「水牛に下痢や発熱などの症状がある」との連絡があった。同日、衛生所が立ち入り調査をしたが、口蹄疫の症状である激しいよだれなどがなく、ほかの病気を疑い、便などの検体を採種した。口蹄疫の発生を受け、4月22日に農水省に連絡、検体を遺伝子検査をしたところ、翌日に陽性と確認されたという。衛生所は最初の疑い例についても、11日前の4月9日に症状を確認しながら感染を見抜けなかった。

 また、農水省は18日、新富町の農家など県内計15カ所で新たに感染の疑いがある牛と豚が確認されたと発表。新富町での感染疑い例は初めて。これまでに発生は1市3町となり、殺処分対象の牛や豚などは計約11万4千頭となった。 

このニュースの写真

口蹄疫の影響で休園を決めた宮崎市フェニックス自然動物園=17日午後、宮崎市
口蹄疫の感染防止のため、消毒用石灰がまかれた宮崎県家畜改良事業団の正門付近=11日、宮崎県高鍋町

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