松坂、散々な立ち上がりでいきなり５失点

　ヤンキース−れっどそっくす（１７日・ニューヨーク）ようやく三つ目のアウトを取ると、悔しそうに奥歯をかみしめた。松坂が一回にいきなり５失点。先頭から四球をはさんで５連打を浴びる散々な立ち上がりとなった。

　苦手とするジーターにあっさり中前に運ばれた。速球に自信を持っていただけに、出ばなをくじかれた格好となった。無死満塁で迎えたロドリゲスには、すべて速球系で押し、甘く入った７球目を中前に運ばれ、２者が生還。二回以後はスライダーやチェンジアップを交えて持ち直しただけに、配球がやや一本調子になったのが悔やまれた。

　五回途中９安打７失点。チームもサヨナラ負けを喫した。試合後の会見、大きなため息をつき、最初の質問に答えるまで長い沈黙があった。「自分は球種が多いピッチャーだが、使い方を間違えると自分を苦しめることになる」

　今季４試合中３試合で４点以上失ったイニングがある。突然打ち込まれる投球の「むら」をなくすことが今後の課題となる。（共同）

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