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補助人工心臓二つ装着…阪大、国内初の成功

 重い心臓病の女性(36)に、埋め込み式の補助人工心臓を二つ装着するという日本で初めての手術が成功したと、大阪大病院(大阪府吹田市)が18日発表した。

 女性は日常生活を送れるまでに回復し、同日中に退院する予定だ。

 大阪府在住の女性は昨年7月に心不全となり、劇症型心筋炎と診断されて、阪大病院へ搬送された。体外式の補助人工心臓を装着し、心臓移植に向けた待機をしていたが、人工心臓のポンプ内にできた血栓が原因とみられる脳梗塞(こうそく)を2回起こすなどして症状が悪化した。

 医療チームは、心臓の機能が極度に低下しており、体外式より多くの血液を流すため埋め込み式を二つ装着する必要があると判断。今年1月に手術を行い、左心室へ日本製人工心臓を埋め込み大動脈へ血液を送り出すとともに、右心室には米国製の人工心臓を装着し、肺動脈へ血液を流すようにした。

 人工心臓のポンプは、体外につないだ駆動装置で動く。駆動装置は体に装着できる大きさだ。女性は自宅で療養しながら心臓移植の提供者が出るのを待つ。

 埋め込み式を二つ装着するのは、海外では症例がある。一つの補助人工心臓だけでは機能を回復できないほど悪化した患者も、二つ装着することで、病院外で生活を送れるようになる利点がある。

2010年5月18日10時17分  読売新聞)
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