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文書番号: 312933 - 最終更新日: 2007年8月28日 - リビジョン: 1.3

Windows を個人用にカスタマイズする (1/3)

目次

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概要

この資料の情報は、Microsoft Press の提供によるものです。
Microsoft Press (http://mspress.microsoft.com/)
この資料は、一連の 3 つの資料第 1 部であり、Windows Millennium Edition (Me) を個人用にカスタマイズする方法を説明します。第 1 部では主に、デスクトップの新機能、[スタート] メニューのカスタマイズ方法、Windows Me の複数ユーザー向けのカスタマイズ構成方法、およびユーザー補助の構成方法に重点的に取り組みます。一連の資料の別の部を参照するには、以下のリンクをクリックしてください。
312934  (http://support.microsoft.com/kb/312934/EN-US/ ) Customizing Windows for Personal Use (2 of 3)
312934  (http://support.microsoft.com/kb/312934/JA/ ) Windows を個人用にカスタマイズする(2/3)
316610  (http://support.microsoft.com/kb/316610/EN-US/ ) Customizing Windows for Personal Use (3 of 3)
316610  (http://support.microsoft.com/kb/316610/JA/ ) Windows を個人用にカスタマイズする (3/3)
この情報は、『Microsoft Windows Me Step-by-Step』の「Lesson 1: Customizing Windows for Personal Use」からの引用です。詳細については、次のリンクを参照してください。Microsoft Windows Me Step-by-Step (http://www.microsoft.com/mspress/books/sampchap/4279.aspx)

詳細

このレッスンを終了すると、以下の項目が可能になります。
  • Windows デスクトップの新機能を理解する
    • Windows ヘルプを使用する

  • [スタート] メニューをカスタマイズする
  • 複数のユーザー向けに Windows をセットアップし、別のユーザー プロファイルを作成する
    • 個人用項目の設定オプションについて理解する
    • パスワードを忘れた場合に回復する

  • ユーザー補助の要件に合わせて Windows を構成する
  • Windows 拡大鏡を使用する
    • ユーザー補助の設定を調整する

  • フォルダの表示をカスタマイズする
    • ファイルやフォルダの情報を表示する

  • フォルダ一覧を使用して、ファイルやフォルダを移動およびコピーする
  • 圧縮フォルダを使用して、ディスクの容量を節約する
  • 検索を使用してファイルを検索する
    • 人および Web サイトを検索する

  • まとめ
  • 用語集
    • クイック リファレンス

演習では、あなたは 2 人の中学生を持つ親であると仮定してください。あなたは、コミュニティ カレッジの入学事務局で働いていて、配偶者は地域の小売店の部長です。家庭には、Microsoft Windows 98 がインストールされたコンピュータがあり、家族全員がゲーム、宿題、およびオフィスから持ち帰った仕事などのさまざまな作業に使用しています。最近、2 台目のコンピュータを購入したばかりで、Microsoft Windows Millennium Edition (Windows Me) がインストールされています。家庭内では、コンピュータを使用する時間が重なることがあり、これからは両方のコンピュータを使用する予定です。しかし、まず Windows Me の新機能を学習し、家族全員用にセットアップする必要があります。

このレッスンでは、Windows Me のデスクトップを調査し、何が新しくなったかを理解します。さらに、Windows をカスタマイズする方法を学習した後、家族の各自が個人用のデスクトップを作成できるように WIndows をセットアップします。続いて、運動障害を持つ息子用に、キーボードおよびマウスを使いやすくするよう、プロファイルをセットアップします。また、遊びに来るあなたの母親は、視力の低下によりコンピュータ画面のオブジェクトが見づらいため、その母親用に Windows をセットアップする方法についても学習します。次に、フォルダをカスタマイズする方法、大きなフォルダを圧縮してディスクの空き容量を増やす方法を学習します。最後に、検索機能により場所がわからないファイルを見つける方法についても学習します。

Windows デスクトップの新機能を理解する

Microsoft Windows Millennium Edition のデスクトップは、Microsoft Windows 98 のデスクトップと似ています。バージョン間に一貫性があるため、Windows Me へのアップグレードは容易であり、その新機能をすばやく理解することができます。

Windows Me のデスクトップはこれまでと似ていますが、デスクトップを使いやすくするために、いくつかのアイテムが改善または追加されています。以下のリストは、Windows Me のデスクトップにおける新しいアイテムのプレビューです。

マイ ドキュメント アイコン

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マイ ドキュメント
		  アイコンの画像


[My Pictures] フォルダと、[マイ ネットワーク] および [マイ コンピュータ] へのリンクが配置されています。

マイ コンピュータ アイコン

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マイ コンピュータ
		  アイコンの画像


ローカル ドライブおよびコントロール パネルのショートカットが存在し、さらに [マイ ドキュメント]、[マイ ネットワーク] および [ダイヤルアップ ネットワーク] へのリンクが配置されています。

マイ ネットワーク アイコン

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マイ ネットワーク
		  アイコンの画像


[ネットワーク コンピュータ] に代わるものです。ローカル ネットワークの参照、およびネットワークの場所へのアクセスが容易になりました。[ネットワーク プレースの追加] アイコン、[ホーム ネットワーク ウィザード] アイコン、他のネットワークおよびインターネット リソースへのリンクが配置されています。

Internet Explorer アイコン

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Internet
		  Explorer アイコンの画像


Microsoft Internet Explorer バージョン 5.5 です。

Outlook Express アイコン

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Outlook
		  Express アイコンの画像


Microsoft Outlook Express バージョン 5.5 へのショートカットです。

Windows Media Player アイコン

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Windows
		  Media Player アイコンの画像


デスクトップおよびクイック起動バー上のショートカットです。

重要 : この資料では、Windows Me が標準セットアップでインストールされていると仮定しています。ここで扱われているコンポーネントの中に、使用中の環境で表示されていないものがある場合、それらをインストールする必要があります。

設置したばかりの新しいコンピュータには、Windows Me が既にインストールされています。デスクトップで何が新しくなったかを理解するために、Windows にすばやく目を通してみます。この演習では、Windows のデスクトップ上のショートカットについて学習します。
  1. コンピュータの電源をオンにして、Windows Me を起動します。
  2. Windows が起動し、Windows のデスクトップが表示されます。

    元に戻す画像を拡大する
    Windows
				デスクトップの画像
  3. [マイ ドキュメント] フォルダをダブルクリックします。

    [マイ ドキュメント] フォルダが開き、[My Pictures] フォルダと、[マイ ネットワーク] および [マイ コンピュータ] へのリンクが表示されます。
  4. [My Pictures] フォルダをダブルクリックします。

    [My Pictures] フォルダが開き、画像ファイルと、追加の Windows 機能へのリンクが表示されます。

    ヒント : [My Pictures] フォルダ内の画像を使用してスライド ショーを作成するように、スクリーン セーバーをセットアップできます。たとえば、スクリーン セーバーで家族の写真を順に表示することができます。まず、使用する画像が [My Pictures] フォルダにあることを確認します。次に、Windows デスクトップを右クリックして [プロパティ] をクリックし、[スクリーン セーバー] タブをクリックします。次に [スクリーン セーバー] 一覧の [マイ ピクチャ スクリーン セーバー] をクリックします。
  5. [サンプル] 画像ファイルをクリックします。

    画像がフォルダに縮小表示されます。
  6. [閉じる] ボタンをクリックします。次に [マイ コンピュータ] をダブルクリックします。

    [マイ コンピュータ] フォルダが開き、コンピュータのドライブを表すアイコンとコントロール パネルが表示され、フォルダの左側の情報枠には他のフォルダへのリンクが表示されます。
  7. [閉じる] ボタンをクリックします。

Windows ヘルプを使用する

Microsoft Windows 98 と同様、Microsoft Windows Millennium Edition のヘルプ システムはプログラムの使用方法に関する主な情報源です。Windows Me ヘルプは、より使いやすい Web に似たインターフェイスで再設計されています。Windows ヘルプでは、検索する単語または語句を入力するか、トピックごとに項目を参照できます。

Windows ヘルプ トピックには Windows の機能へのリンクが含まれているので、ツールを探すことなく、タスクをすばやく、かつ簡単に実行できます。たとえば、新しいハードウェアのセットアップに関する項目には、[新しいハードウェアの追加ウィザード] へのリンクが含まれています。

Windows ヘルプについて理解する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ヘルプ] をクリックします。
  2. [検索] ボックスで、新機能と入力し、[Go] をクリックします。
  3. [Windows Me の新機能] の項目をクリックします。
  4. [戻る] を 2 回クリックして、ホーム画面に戻ります。

Windows トラブルシューティングを使用する

Windows トラブルシューティングを使用して、たとえばネットワークの問題、プリンタの問題、およびモデムの問題などを診断し、解決できます。[トラブルシューティング] は、可能性のある原因および解決策の一覧を順番に表示することにより、発生した問題を特定し、解決方法を示します。

  1. ヘルプが開いていることを確認します。
  2. [何について調べますか?] の一覧で [トラブルシューティング] をクリックしてから、[トラブルシューティング] の一覧のカテゴリをクリックします。

Windows オンライン ヘルプを使用する

Windows Me には、Web 上のヘルプ リソースへのリンクも含まれています。Windows を使用する上での入門的な情報および詳細な情報を見つけるのと同様に、特定の問題に対する解決策を探すこともできます。Window Me ヘルプでは、次のリソースを検索できます。
  • Windows Me の基本操作 オンライン ガイド : Windows Me の使用方法に関する追加情報のオンライン ガイドです。[Windows Me の基本操作 オンライン ガイド] を参照するには、ヘルプのホーム ページで [ヘルプ] を検索し、[Windows Me の基本操作 オンライン ガイド] の項目をクリックします。
  • Ask Maxwell : 質問および回答のオンライン サイトです。Maxwell に質問を行い、Maxwell から答えが提供されます。ヘルプ ホーム ページで、見出し [その他のリソース] の下の [Search Online Help] をクリックしてください。
  • サポート : MSN Web コミュニティ / マイクロソフト Web サイトなど、他の Web リソースへのリンクです。[サポート] を参照するには、ヘルプ ホーム ページで、見出し [問題を解決する] の下の [サポートを利用する] をクリックします。
  • Personal Online Support : 「サポート技術情報」(Microsoft Knowledge Base) など、他のリソースへのリンクを提供する Web サイトです。「サポート技術情報」は、Windows Me を含む Microsoft 製品に関する技術情報、テクニカル サポート電話番号、および Microsoft 技術者からのオンライン サポートのリクエストを集めたものです。[Personal Online Support] Web ページを参照するには、[ヘルプ] を検索し、[Getting Help And Support] をクリックして、[Personal Online Support] リンクをクリックします。

[スタート] メニューをカスタマイズする

[スタート] メニューは、ほとんどの Microsoft Windows プログラムを起動する場所です。Microsoft Windows Millennium Edition はメニューをより簡単に使用できるように再設計されています。[スタート] メニューには、最近使用していない項目を非表示にするよう設計されたパーソナル メニューがあるため、頻繁に使用するメニュー項目をすばやく見つけることができます。チェック ボックスのオン/オフを切り替えることにより、コマンドを表示または非表示にして [スタート] メニューの表示内容を変更するなど、[スタート] メニューの設定を簡単に変更することもできます。さらに、[スタート] メニュー上のフォルダやプログラムのショートカットを追加または削除したり、それらの名前を変更できます。プログラムを [スタートアップ] メニューに追加することにより、プログラムを自動的に起動するようにセットアップすることもできます。

この演習では、Windows をさらに個人用にするため、[スタート] メニューをカスタマイズすることにします。しかし、まずパーソナル メニューがどのように機能しているかを調べる必要があります。そのため、[スタート] メニューの内容に慣れるまで、一時的にパーソナル メニューをオフにすることにします。次に、アドレス帳を [スタート] メニューのさらに利用しやすい場所に移動して、すぐに起動できるようにします。
  1. [スタート] ボタンをクリックして [プログラム] をポイントし、[プログラム] メニューの一番下にある展開ボタンをクリックします。

    メニューが展開され、使用頻度の低い項目も表示されます。

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    展開されたメニューの画像
  2. デスクトップをクリックして、[スタート] メニューを閉じます。[スタート] ボタンをクリックして [プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントし、[アクセサリ] サブメニューの一番下にある展開ボタンをクリックします。

    サブメニューが展開され、使用頻度の低い項目も表示されます。

    ヒント : パーソナル メニューがオンになっている場合、メニューの縮小されている部分にポインタを移動すると、メニューは数秒後に展開されます。
  3. [設定] をポイントして [タスク バーとスタート メニュー] をクリックします。

    [タスク バーとスタート メニューのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. [全般] タブの [頻繁に利用するメニューを優先的に表示] チェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。
  5. [スタート] ボタンをクリックして [プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントします。

    サブメニュー全体が表示されます。
  6. [スタート] メニューにある [Windows Update] コマンドの下の空白部分に、[アドレス帳] をドラッグします。

    [アドレス帳] が、[アクセサリ] サブメニューから [スタート] メニューに移動します。
  7. デスクトップをクリックして、[スタート] メニューを閉じます。

    ヒント : [Windows Update] コマンドの下にポインタを置くと、マウス ボタンを離したときにオブジェクトが配置される場所を示す横棒が、メニュー上に表示されされます。斜め線のある円が表示された場合は、横線が表示されるまでマウス ポインタを少しだけ移動します。

複数のユーザー向けに Windows をセットアップし、別のユーザー プロファイルを作成する

家族全員が家族の新しいコンピュータを使用する予定ですが、子供たちや配偶者があなたのデスクトップ設定を変更できないようにしたいと思っているとします。Microsoft Windows Millennium Edition では、デスクトップの表示に影響する設定の集合であるユーザー プロファイルをセットアップできます。ユーザー プロファイルには、デスクトップのフォルダ、[スタート] メニュー、および電子メールメッセージに関する設定が含まれます。たとえば、自分用のデスクトップ設定を含むユーザー プロファイルをセットアップして、そのデスクトップにパスワードを設定できます。Windows にログオンする他のユーザーは、あなたの名前とパスワードを使用してログインしない限りは設定を変更できません。

しかし、プロファイルによってファイルやフォルダへのアクセスを防ぐことはできません。ファイルやフォルダは、エクスプローラまたは検索オプションを使用して参照することができます。

ユーザー プロファイルをセットアップする際、Windows は既存の設定をデフォルトとして使用します。たとえば、ユーザー プロファイルをセットアップする前に、既にデスクトップ テーマをセットアップしていた場合、そのデスクトップ テーマがデフォルトのデスクトップ表示設定となります。ユーザー プロファイルをセットアップする際、デフォルトの設定 ([スタート] メニューに加えた変更など) を変更するか、同じ設定を引き継ぐかを選択できます。

この演習では、自分用にプロファイルをセットアップして他の家族があなたのデスクトップ設定を変更できないようにしてから、デスクトップ表示を好みの配色に変更したがっている息子のためにプロファイルをセットアップすることにします。
  1. [スタート] ボタンをクリックして [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックして [コントロール パネル] フォルダの内容を表示します。
  2. [すべてのコントロール パネルのオプションを表示する。] リンクをクリックし、[ユーザー] アイコンをダブルクリックして複数ユーザーの設定ウィザードを起動します。
  3. [次へ] をクリックします。

    [ユーザーの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. 名前を入力し、[次へ] をクリックします。

    各ユーザー プロファイルは、名前によって識別されます。
  5. [パスワード] ボックスで、パスワードを入力して Tab キーを押し、パスワードをもう一度入力します。

    パスワードを使用する必要がない場合でも、デスクトップ設定を使用または変更させたくない人が家庭内にいる場合は、使用することをお勧めします。
  6. [次へ] をクリックします。

    [個人用項目の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。項目を選択して、新しいプロファイルの内容をカスタマイズできます。

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    [個人用項目の設定]
				ダイアログ ボックスの画像
  7. [新規で項目を作成し、ディスク領域を節約する] をクリックします。

    現在のデスクトップ設定や [スタート] メニューの設定などの項目の現在の設定を引き継ぎたいので、[項目] 領域内のチェック ボックスをオフにします。
  8. [次へ] をクリックして、[完了] をクリックします。

    ウィザードによりユーザープロファイルが作成されます。コンピュータを再起動するよう促すメッセージが表示されます。新しいプロファイルは、コンピュータを再起動するまで適用されません。
  9. [はい] をクリックします。

    Windows Me が終了してコンピュータが再起動し、[パスワードの入力] ダイアログ ボックスが表示されます。ダイアログ ボックスには、名前が表示されます。

    ヒント : ユーザー プロファイルを削除するには、コントロール パネルで [ユーザー] アイコンをダブルクリックし、[ユーザー一覧] からユーザーを選択して [削除] をクリックします。

    重要 : 他のユーザー プロファイルは、コントロール パネルから作成することができます。ただし、既にユーザー プロファイルをセットアップ済みのため、[ユーザー] アイコンをダブルクリックした際に、複数ユーザーの設定ウィザードは表示されません。その代わりに、[ユーザー設定] ダイアログ ボックスで直接他のユーザー プロファイルを追加します。
  10. [パスワードの入力] ダイアログ ボックスでパスワードを入力し、[OK] をクリックして Windows デスクトップを表示します。
  11. [スタート] ボタンをクリックして [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックして [コントロール パネル] フォルダの内容を表示します。

    [ユーザー] アイコンを表示するために、画面を下へスクロールするか最大化することが必要な場合があります。
  12. [すべてのコントロール パネルのオプションを表示する] をクリックし、[ユーザー] アイコンをダブルクリックします。

    [ユーザー設定] ダイアログ ボックスが表示され、新しくセットアップしたユーザー プロファイルが表示されます。
  13. [新規ユーザー] をクリックして [次へ] をクリックし、James と入力して [次へ] をクリックします。
  14. [パスワード] ボックスで、JKA と入力して Tab キーを押します。もう一度 JKA と入力します。
  15. [次へ] をクリックします。

    [個人用項目の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
  16. [項目] 領域で、[[スタート] メニュー] チェック ボックスをオンにします。

    [スタート] メニューが Windows のデフォルトにリセットされるので、あなたの息子がカスタマイズできます。
  17. [現在の項目とその内容のコピーを作成する] をクリックして [次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。

    コンピュータを再起動するか、[スタート] メニューで Windows からログオフするまではログオンしたままです。
  18. [ユーザー設定] ダイアログ ボックスとコントロール パネルを閉じます。

    ヒント : ユーザー プロファイルのパスワードを変更する場合は、まず自分のユーザー プロファイルを使用してログオンしていることを確認します。次に、コントロール パネルで [パスワード] アイコをンダブルクリックし、[Windows パスワードの変更] をクリックします。

    ヒント : Windows の起動時にユーザーの一覧が表示されるように Windows をセットアップするには、[マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。[ネットワークの設定] タブで、[追加] をクリックします。[ネットワーク コンポーネントの種類の選択] ダイアログ ボックスで、[クライアント] を選択し、[追加] をクリックします。左側の [製造元] リストで、[Microsoft] をクリックします。右側の [ネットワーク クライアント] 一覧で [Microsoft ファミリ ログオン] をクリックし、[OK] をクリックします。

個人用項目の設定オプションについて理解する

プロファイルをセットアップまたは変更する際、[個人用項目の設定] で選択したオプションが新しいプロファイルにさまざまな影響を及ぼします。[現在の項目とその内容のコピーを作成する] オプションを選択した場合、選択したすべての項目の設定が引き継がれます。たとえば、[[スタート] メニュー] オプションを選択すると、[スタート] メニューに追加したすべてのプログラムが、新しいプロファイルに引き継がれます。一方、[新規で項目を作成し、ディスク領域を節約する] オプションを選択すると、[スタート] メニューに追加したプログラムは、新しいプロファイルに引き継がれません。

次の表は、[項目] 一覧で項目を選択し、[新規で項目を作成し、ディスク領域を節約する] を選択した場合の影響を示しています。
選択した項目                   影響
------------------------------------------------------------------------------------

デスクトップ フォルダと        [最近使ったファイル] メニューに現在含まれている
[最近使ったファイル] メニュー  ファイルのショートカットは新しいプロファイル
                               に含まれません。

[スタート] メニュー            [プログラム] メニューに現在含まれているプログラム
                               のショートカットは新しいプロファイルに含まれません。

[お気に入り] フォルダ          [お気に入り] メニューに含まれているショート
                               カットは、新しいプロファイルでは利用できません。

ダウンロード済み Web ページ    ダウンロード済み Web ページは、新しいプロファイ
                               ルに含まれません。

[マイ ドキュメント] フォルダ   [マイ ドキュメント] フォルダ内のファイルおよび
                               フォルダは、新しいプロファイルでは利用できません。

パスワードを忘れた場合に回復する

パスワードを忘れた場合、パスワード ファイルを削除して、新しいパスワードをセットアップできます。パスワードを作成する際、パスワード ファイルはコンピュータの Windows フォルダに保存されます。パスワード ファイルには必ず .PWL 拡張子が付いていて、ファイル名はユーザー プロファイルの名前です。たとえば、ユーザー プロファイル Amy のパスワード ファイルは、Amy.pwl という名前になります。
  1. [マイ コンピュータ] アイコンをダブルクリックして [ローカル ディスク] をダブルクリックし、[このドライブの内容をすべて表示する] リンクをクリックします。
  2. [Windows] フォルダをダブルクリックし、[このフォルダの内容をすべて表示する] リンクをクリックします。
  3. 一覧をスクロールし、.PWL 拡張子が付いているファイルを探します。ファイルは、フォルダに続いてアルファベット順に表示されます。ファイル名は、ユーザー名.pwlの形式となっていて、ユーザー名はユーザー プロファイルの名前です。
  4. .PWL ファイルを削除します。
  5. ユーザー プロファイルを使用して Windows を起動し、[パスワードの入力] ダイアログ ボックスで新しいパスワードを入力します。
ヒント : コントロール パネルを開いて [ユーザー] をダブルクリックし、[ユーザー] の一覧で名前を選択して [パスワードの設定] をクリックすることもできます。さらに、[ユーザー設定] ダイアログ ボックスで、[個人用項目の設定] の設定を変更することもできます。

ユーザー補助の要件に合わせて Windows を構成する

あなたの息子は、若年性関節リウマチのため、キーボードやマウスを使用するのが困難であるとします。Microsoft Windows Millennium Edition をセットアップして、オブジェクトの選択や入力などの通常の作業を行いやすいようにします。特殊な事情を持つ人が使用しやすいように、Windows Me をセットアップできます。キーボードの反応、サウンド、表示設定、およびマウスに関して、コントロール パネルの [ユーザー補助のプロパティ] で変更を行うことができます。ただし、ユーザー補助ウィザードを使用すると、Windows を特殊な事情を持つユーザー向けに、より簡単にセットアップすることができます。ユーザー補助ウィザードは、設定を案内してくれます。実際、特殊な要件または障害を指定すると、対応する適切な変更が、ウィザードにより提案されます。ウィザードは、視覚、聴覚、四肢の状態に合わせて Windows を構成します。

この演習では、どのユーザー補助設定が適切であるかはっきりしないので、ユーザー補助ウィザードを使用してその指示に従うことにより、息子が Windows を使用しやすいように構成することにします。まず、息子の名前でログオンし、ユーザー補助ウィザードを起動します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ログオフ] をクリックした後、[はい] をクリックします。

    [パスワードの入力] ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. James と入力して Tab キーを押し、JKA と入力して [OK] をクリックします。

    これで、息子の名前でログオンできました。ユーザー補助オプションは、息子のプロファイルにのみ適用されます。
  3. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントして [アクセサリ] をポイントし、[ユーザー補助] をポイントします。[ユーザー補助ウィザード] をクリックします。

    ユーザー補助ウィザードが起動します。

    元に戻す画像を拡大する
    [ユーザー補助の設定ウィザードの開始]
				ページの画像
  4. [次へ] をクリックします。

    [テキスト サイズ] 画面に、サンプル テキストが 3 つのフォント サイズで表示されます。視覚障害を持つ場合は、ウィザードのテキスト サンプルのいずれかを選択することにより、、テキスト サイズを変更できます。
  5. [次へ] をクリックして [ウインドウのタイトル バーおよびメニューなどのフォントを変更する] チェック ボックスをオフにし、[次へ] をクリックします。[ウィザード オプションの設定] 画面で、[キーボードまたはマウスが使いにくい] チェック ボックスをオンにして、[次へ] をクリックします。
  6. [固定キー機能] ウィンドウで、[はい] をクリックして [次へ] をクリックします。
  7. [固定キー機能] をオンにすると、Ctrl + Alt + Del キーなどの複数キーの組み合わせを使用する際に、複数のキーを同時に押す必要がなくなります。
  8. [バウンス キー] 画面で、[はい] をクリックして [次へ] をクリックします。

    [バウンス キー] をオンにすると、繰り返されたキー入力が無視されます。
  9. [バウンスキー機能の設定] 画面で [次へ] をクリックします。
  10. [切り替えキー機能] 画面で、[はい] をクリックして [次へ] をクリックします。

    [切り替えキー機能] オプションをオンにすると、CapsLock、NumLock、ScrollLock キーを押したときに音が鳴るようになります。
  11. [キーボードの補足ヘルプ] 画面で、[はい] をクリックして [次へ] をクリックします。

    [キーボードの補足ヘルプ] オプションを使用すると、キーボードのショートカットを使用可能なプログラムで、キーボードのショートカットに関するヒントが表示されます。
  12. [マウス キー機能] 画面で、[はい] をクリックして [次へ] をクリックします。

    [マウス キー機能] オプションをオンにすると、テンキーを使用してマウス ポインタを操作できます。
  13. [マウス ポインタ] 画面の [黒] 列で、大きいマウス ポインタをクリックして [次へ] を 2 回クリックします。

    マウス ポインタのサイズと色が変更されます。
  14. [マウス キー機能の設定] 画面で [ポインタの速さ] スライダを動かし、中央と [遅い] の中間に設定します。

    マウス ポインタが画面内を移動する速度が変更されます。選択されたユーザー補助の変更が表示されます。これで、James ユーザー プロファイルへのユーザー補助オプションのセットアップが完了しました。3 つのアイコンがシステム トレイに表示され、固定キー、バウンスキー、およびマウス キーをオンにしたことが示されます。
  15. [ユーザー補助の設定ウィザードの完了] 画面が表示されるまで [次へ] をクリックしてから、[完了] をクリックします。
  16. Ctrl、Alt、Del キーを順番に押します。

    [プログラムの強制終了] ダイアログ ボックスが表示されます。固定キーオプションをオンにしたので、キーを同時に押す必要がありません。

    重要 : たとえば、Ctrl キーを押しながら Alt キーを押すなど、2 つのキーを同時に押すと、固定キーはログオンし直すまでオフになります。
  17. [キャンセル] をクリックし、NumLock キーを 2 回押します。

    切り替えキー オプションをオンにしたので、音が鳴ります。システム トレイのマウス キー アイコンが変更され、オフになったことが示されます。
  18. [スタート] ボタンをクリックし、[James のログオフ] をクリックした後、[はい] をクリックします。
  19. [パスワードの入力] ダイアログ ボックスであなたの名前をクリックし、Tab キーを押し、パスワードを入力してから [OK] をクリックします。
ヒント : Windows Me では、肢体に不自由があるユーザーに役立つスクリーン キーボードも準備されています。スクリーン キーボードを開くには、[スタート] ボタンをクリックして [アクセサリ]、[ユーザー補助] の順にポイントし、[スクリーン キーボード] をクリックします。

関連情報

この資料の情報は、Microsoft Press 発行の『Microsoft Windows Me Step-by-Step』から抜粋したものです。

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『Windows Me
		  Step-By-Step』の画像
(http://www.microsoft.com/mspress/books/sampchap/4279.asp)

Microsoft Windows Me Step-by-Step (http://www.microsoft.com/mspress/books/sampchap/4279.aspx) 』に関する詳細は上記のサイトを参照してください。

本書および Microsoft Press 発行の他の出版物については、http://mspress.microsoft.com (英語) または http://www.microsoft.com/japan/info/press/default.htm (日本語) を参照してください。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 312933  (http://support.microsoft.com/kb/312933/EN-US/ ) (最終更新日 2002-08-06) をもとに作成したものです。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Millennium Edition
キーワード: 
kbhowto KB312933
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"
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