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天海 判定で2度目の防衛に成功
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<WBA女子世界Sフライ級>江畑(右)を判定で下し防衛に成功、健闘を称え合う天海
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WBA)女子スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦は17日、さいたまスーパーアリーナで行われ、王者・天海ツナミ(25=山木)が接近戦で江畑佳代子(34=ワタナベ)を圧倒し、3―0の判定勝ちで2度目の防衛に成功した。
ジャブを突いて動き回る江畑に左フック、右ストレートなどを的確に当て、終盤は圧倒。「思うようにいかなかった」とKOを逃して不満顔だったが「相手の気持ちが伝わってきて、我慢比べだった」と振り返った激戦に客席の拍手も多かった。山木会長が「女子ボクシングの日本のパイオニアに」と期待する実力者。
次戦は暫定王者カロリーナ・グティエレス(アルゼンチン)との統一戦だが、人気のない日本では金銭的に興行が難しく、敵地が濃厚だという。「女子も認めてほしい」と言うパイオニアの苦闘は続く。
≪江畑 亡き兄のために「勝ちたかった」≫34歳の江畑は持ち味のアウトボクシングで健闘した。8回に相手の頭を手で押さえる反則を取られ減点1となったものの、最後まで王者に食らいついた。1月30日に一番の理解者だった長兄・和宏さんが持病のぜんそくのため41歳で他界。「格闘技好きの兄の影響で始めたボクシング。勝ちたかったですけど残念です」と大粒の涙が止まらなかった。
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