ユーザー補助機能 障害別対応表

主なユーザー補助機能と、各障害の対応を示した表です。各障害について有用と思われるユーザー補助機能は「あり」、利用しなくても支障はないと思われる場合は「なし」と表記。

項番 補助機能名 視覚障害
(全盲)
視覚障害
(弱視)
視覚障害
(色弱)
聴覚障害
(ろう)
聴覚障害
(難聴)
上肢障害
アイコンの拡大 なし あり なし なし なし あり
カーソルの点滅速度や大きさの設定 なし あり なし なし なし なし
解像度の変更 なし あり なし なし なし あり
拡大鏡 なし あり なし なし なし なし
画面色の変更・反転 なし あり あり なし なし なし
サウンド解説 なし なし なし あり あり なし
サウンド表示 なし なし なし あり あり なし
入力文字の表示時間の設定 なし なし なし なし なし あり
ハイコントラスト なし あり あり なし なし なし
10 マウスポインタのサイズやデザインの設定 なし あり なし なし なし あり
11 マウスポインタの速度設定と軌跡の表示 なし あり なし なし なし あり
12 フォントサイズの変更 なし あり なし なし なし あり
13 クリックロック なし なし なし なし なし あり
14 固定キー あり あり なし なし なし あり
15 スクリーンキーボード なし なし なし なし なし あり
16 ダブルクリックの速度設定 なし なし なし なし なし あり
17 フィルタキー あり あり なし なし なし あり
18 マウスキー なし あり なし なし なし あり
19 音を鳴らす場面の設定 あり あり なし なし なし なし
20 音量の設定 あり あり なし なし なし なし
21 切り替えキー あり あり なし なし なし なし
22 自動リセット あり あり あり あり あり あり
23 シリアルキーデバイス あり あり あり あり あり あり
24 通知方法 (メッセージ) あり あり なし あり あり なし


ユーザー補助機能 OS別対応表

主なユーザー補助機能と、各OSの対応を示した表です。各OSにおいて、備えているユーザー補助機能については「あり」、備えていない機能については「なし」と表記。

項番 補助機能名 Windows
2000
Windows
XP
Windows
Vista
Mac OS X
アイコンの拡大 あり あり あり あり
カーソルの点滅速度や大きさの設定 あり あり あり あり
解像度の変更 あり あり あり あり
拡大鏡 あり あり あり あり
画面色の変更・反転 あり あり あり あり
サウンド解説 あり あり あり あり
サウンド表示 あり あり あり あり
入力文字の表示時間の設定 あり あり あり あり
ハイコントラスト あり あり あり あり
10 マウスポインタのサイズやデザインの設定 あり あり あり あり
11 マウスポインタの速度設定と軌跡の表示 あり あり あり あり
12 フォントサイズの変更 あり あり あり あり
13 クリックロック あり あり あり なし
14 固定キー あり あり あり あり
15 スクリーンキーボード あり あり あり あり
16 ダブルクリックの速度設定 あり あり あり あり
17 フィルタキー あり あり あり あり
18 マウスキー あり あり あり あり
19 音を鳴らす場面の設定 あり あり あり あり
20 音量の設定 あり あり あり あり
21 切り替えキー あり あり あり あり
22 自動リセット あり あり なし なし
23 シリアルキーデバイス あり あり あり あり
24 通知方法 (メッセージ) あり あり あり あり


ユーザー補助機能 詳細

画面表示に関すること

1.アイコンの拡大

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
ディスプレイ
機能内容
画面上のアイコンを大きくして、見やすく使いやすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「画面」をダブルクリックする。
2 「デザイン」タブで「効果」をクリックし、設定を行う。または「効果」タブの「視覚効果」で設定する。

2.カーソルの点滅速度や大きさの設定

対象障害
視覚障害
対象機能
ディスプレイ
機能内容
カーソルの点滅速度や大きさを設定し、見やすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」または「キーボード」をダブルクリックする。
2 「ユーザー補助」の場合、「画面」タブで「カーソルの設定」の「カーソルの点滅速度」及び「カーソルのサイズ」を設定する。「キーボード」の場合、「速度」タブで「カーソルの点滅速度」を設定する。

3.解像度の変更

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
ディスプレイ
機能内容
画面の解像度を低くすることで、表示される項目のサイズを大きくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「画面」をダブルクリックする。
2 「設定」タブで設定を行う。
3 「詳細」で、さらに細かい内容を設定する。

4.拡大鏡

対象障害
視覚障害(弱視)
対象機能
ディスプレイ
機能内容
画面の一部を拡大表示する。
設定方法
1 「スタート」「プログラム」「アクセサリ」「ユーザー補助」「拡大鏡」の順で選択する。
2 設定画面が表示されるので、設定を行う。

5.画面色の変更・反転

対象障害
視覚障害(弱視)
対象機能
ディスプレイ
機能内容
配色を変更して画面を見やすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「画面」をダブルクリックする。
2 「デザイン」タブで設定を行う。

6.サウンド解説

対象障害
聴覚障害
対象機能
サウンド
機能内容
システムが音を鳴らすときに、画面に説明を表示する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「サウンド」タブで 「サウンド解説」の「サウンド解説を使う」チェックボックスをオンにする。

7.サウンド表示

対象障害
聴覚障害
対象機能
サウンド
機能内容
システムが音を鳴らすときに画面が点滅する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「サウンド」タブで 「サウンド表示」の「サウンド表示を使う」チェックボックスをオンにする。
3 「サウンド表示」の「設定」で、設定を行う。

8.入力文字の表示時間の設定

対象障害
上肢障害
対象機能
キーボード
機能内容
キー入力してから表示されるまでの待ち時間と、キーを押し続けた場合に文字の入力が繰り返される間隔を調整する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「キーボード」をダブルクリックする。
2 「速度」タブで「文字の入力」の「表示までの待ち時間」及び「表示の間隔」を設定する。

9.ハイコントラスト

対象障害
視覚障害(弱視)
対象機能
ディスプレイ
機能内容
表示色やフォントサイズを変更し、画面表示のコントラストを上げる。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「画面」タブで「ハイコントラスト」の「ハイコントラストを使う」チェックボックスをオンにする。
3 「ハイコントラスト」の「設定」で、設定を行う。

10.マウスポインタのサイズやデザインの設定

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
マウス
機能内容
使用するポインタの形などを見やすく設定する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「マウス」をダブルクリックする。
2 「ポインタ」タブで設定を行う。

11.マウスポインタの速度設定と軌跡の表示

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
マウス
機能内容
マウスポインタの速度を調節したり、動きの軌跡を表示することで見やすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「マウス」をダブルクリックする。
2 「ポインタオプション」(または「動作」)タブで設定を行う。

12.フォントサイズの変更

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
ディスプレイ
機能内容
テキストのフォントサイズを変更して見やすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「画面」をダブルクリックする。
2 「設定」タブの「詳細」をクリックする。
3 「全般」タブの「ディスプレイ」で設定を行う。

入力に関すること

13.クリックロック

対象障害
上肢障害
対象機能
マウス
機能内容
マウスのボタンを押したままでなくても、強調表示やドラッグができる。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「マウス」をダブルクリックする。
2 「ボタン」タブで「クリックロック」の「クリックロックをオンにする」チェックボックスをオンにする。
3 「クリックロック」の 「設定」で設定を行う。

14.固定キー

対象障害
視覚障害、上肢障害
対象機能
キーボード
機能内容
キーを同時に押さなくても、Shift、Ctrl、Altの機能が使える。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「キーボード」タブで 「固定キー機能」の「固定キー機能を使う」チェックボックスをオンにする。
3 「固定キー機能」の「設定」で、設定を行う。

15.スクリーンキーボード

対象障害
上肢障害
対象機能
キーボード
機能内容
画面に仮想キーボードを表示し、ポインティングデバイスを使ったデータ入力を可能にする。
設定方法
1 「スタート」「プログラム」「アクセサリ」「ユーザー補助」「スクリーンキーボード」の順で選択する。
2 設定画面が表示されるので、設定を行う。

16.ダブルクリックの速度設定

対象障害
上肢障害
対象機能
マウス
機能内容
ダブルクリックのスピードを調節する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「マウス」をダブルクリックする。
2 「ボタン」タブの「ダブルクリックの速度」で速度を調節する。

17.フィルタキー

対象障害
上肢障害
対象機能
キーボード
機能内容
間違ったキー入力を無視したり、キー入力の間隔を長くすることができる。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「キーボード」タブで 「フィルタキー機能」の「フィルタキー機能を使う」チェックボックスをオンにする。
3 「フィルタキー機能」の「設定」で、設定を行う。

18.マウスキー

対象障害
視覚障害(弱視)、上肢障害
対象機能
マウス
機能内容
キーボードでマウスポインタを操作する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「マウス」タブで「マウスキー機能」の「マウスキー機能を使う」チェックボックスをオンにする。
3 「マウスキー機能」の「設定」で、設定を行う。

音声表示に関すること

19.音を鳴らす場面の設定

対象障害
視覚障害
対象機能
サウンド
機能内容
音を鳴らす場面を設定して使いやすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「サウンドとマルチメディア」(または「サウンド」)をダブルクリックする。
2 「サウンド」タブで設定を行う。

20.音量の設定

対象障害
視覚障害
対象機能
サウンド
機能内容
音量を設定して聞き取りやすくする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「サウンドとマルチメディア」(または「マルチメディア」)をダブルクリックする。
2 「サウンドとマルチメディア」の場合、「サウンド」タブで「音量」の設定を行う。「マルチメディア」の場合、「オーディオ」タブで左側の「再生」または「録音」のボタンをクリックし、音量を設定する。

21.切り替えキー

対象障害
視覚障害
対象機能
キーボード
機能内容
CapsLock、NumLock、ScrollLock キーを押したときに音を鳴らす。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「キーボード」タブで 「切り替えキー機能」の「切り替えキー機能を使う」チェックボックスをオンにする。
3 「切り替えキー機能」の「設定」で、設定を行う。

その他の機能に関すること

22.自動リセット

対象障害
視覚障害、聴覚障害、上肢障害
対象機能
全般
機能内容
設定したユーザー補助機能を、一定時間経過後に無効にする。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「全般(情報)」タブで「自動リセット」の「ユーザー補助を無効にするまでの待ち時間」チェックボックスをオンにする。
3 「分」ボックスで待ち時間を選択する。

23.シリアルキーデバイス

対象障害
視覚障害、聴覚障害、上肢障害
対象機能
全般
機能内容
キーボードやマウスのかわりに、代替入力装置(シリアルキーデバイス)を使用する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「全般(または情報)」タブで「シリアルキーデバイス」の「シリアルキーデバイスを使う」チェックボックスをオンにする。
3 「シリアルキーデバイス」の「設定」で設定を行う。

24.通知方法(メッセージ)

対象障害
視覚障害、聴覚障害
対象機能
全般
機能内容
ユーザー補助機能がオンまたはオフになった場合に、音や画面で通知する。
設定方法
1 「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順で選択し、「ユーザー補助」をダブルクリックする。
2 「全般(情報)」タブで、「通知方法(メッセージ)」のチェックボックスをオンにする。

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