2006年にギランバレー症候群を患い、芸能活動を休止していた俳優、安岡力也(62)が、17日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」で仕事復帰。4年にわたる壮絶な闘病生活を明かした。
安岡によると、体に異変が起きたのは4年前。「ちょっと立とうと思ったらクラゲのように腰から崩れ落ちた」。後日、手足に力が入らなくなる同症候群と診断され、「体が麻痺し、圧縮された感じで恐怖感もあった」と振り返った。
当時、安岡は呼吸筋にも障害が出たため気管を切開し、人工呼吸器を通して管で栄養補給を余儀なくされた。寝たきり生活は2年間にも及んだといい、「みすぼらしくて、(自分の姿を)誰にも見せたくなかった」と目に涙を浮かべた。
家族の支えもあり、現在はコップも両手なら持つことができ、両足に油圧式の装具を付けて杖をつけば、歩けるまでに回復。1メートル87、100キロの肉体や、強面の顔、眼光の鋭さも昔と変わっていなかった。
安岡は「獅子は健在で起きあがりました。今までとは違った力也が、みなさんの前に現れると思います」と力強く誓った。