(cache) 口蹄疫対策に特措法検討 政府対策本部が初会合 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  口蹄疫対策本部の初会合であいさつする鳩山首相=17日午後、首相官邸

    口蹄疫対策に特措法検討 政府対策本部が初会合

     政府は17日、宮崎県で広がっている口蹄疫への対策のため、特別措置法の検討に入った。発生地域の牛や豚に対するワクチン接種への財政支援や、接種を受けた家畜の肉の買い上げなどが対象になる見通し。

     全閣僚による口蹄疫対策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)の初会合も同日開き、感染防止の強化を決めた。農家支援や防疫対策に2010年度予算の予備費を投入する。財務省などは100億円程度を想定しているが、被害額は160億円に達しており、予備費の利用が膨らむ可能性もある。防疫活動に携わる自衛隊を増派し、消毒地点も拡大する。

     鳩山首相は対策本部の設置に先立ち、赤松広隆農相と会談し、被害防止策を協議。政府内には、対策費が最終的に1千億円規模に達すると警戒する見方もあるが、農水省などは「そこまでの被害は想定していない」としている。

     野田佳彦財務副大臣は17日の記者会見で「当初予算で足りない部分は予備費になる」と指摘。平野博文官房長官は同日の会見で「必要な経費は政府として対応する」と強調した。

     口蹄疫の発生農場は111カ所に上り、殺処分対象の牛や豚は8万5千頭を超え、国内では過去最悪の口蹄疫被害になった。

      【共同通信】