口てい疫 政府対策本部を設置
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口てい疫 政府対策本部を設置

5月17日 14時3分

宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫の感染が相次いでいる問題を受け、政府は、鳩山総理大臣を本部長とする対策本部を設置するとともに、感染拡大の阻止や、農業者の経営支援などに取り組むための現地対策チームを17日に発足させることになりました。

宮崎県内では、先月20日から今月16日までに、あわせて111か所の農場などで口てい疫に感染、または感染の疑いがある牛や豚が見つかっており、深刻な事態となっています。こうした事態を受け、政府は、鳩山総理大臣を本部長とする政府の対策本部を設置し、17日夕方、初会合を開くことになりました。また、政府は、感染の拡大を阻止するための対策や、農業者の経営支援などに、自治体と一体となって取り組むため、現地対策チームを17日発足させ、山田農林水産副大臣と小川総理大臣補佐官を宮崎県に派遣し、対策の指揮や、関係機関との連絡調整に当たらせることにしています。これについて、平野官房長官は午前の記者会見で「特に、消毒のポイントの設置など感染拡大阻止の対策強化や、経営支援のため手当て金支払いの迅速化や書類手続きの簡素化、さらに調整連絡や情報提供の強化などの対策に、政府と地元が一体となって取り組みたい」と述べました。