口てい疫で九州市長会が要請
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口てい疫で九州市長会が要請

5月17日 13時29分

宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫の感染が相次いでいることを受けて、九州の市長会の代表らが農林水産省を訪れ、家畜の処分にかかる費用や出荷の遅れによる農家の損失を政府が全額負担することなどを要請しました。

要請活動をしたのは大分市の釘宮磐市長など九州市長会の代表らで、口てい疫に対する政府への緊急決議を山田農林水産副大臣に手渡しました。緊急決議では、政府に対して家畜の処分にかかる費用や口てい疫による出荷の遅れで生じた餌代などを国が全額負担すること。宮崎県産の牛肉や豚肉への風評被害を防ぐための指導を徹底すること。さらに心身ともに極限状態にある現場の農家の心のケアについての対策を進めることなどを求めています。要請のあと九州市長会の釘宮会長は記者団に対し、「九州では牛や豚の競り市が中止になるなど宮崎県だけではなく問題が拡大している。国には、さらに防疫対策を徹底してもらいたい」と述べました。