宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫の疑いがある牛や豚が相次いで見つかっている影響で、宮崎市にある動物園は、園内の動物への感染を防ぐため、17日から休園になりました。
この動物園には、口てい疫に感染する可能性がある動物がキリンやラクダ、それにニホンカモシカなど14種類、飼育されています。動物園は、口てい疫の感染の拡大に伴って家畜の搬出制限区域が、動物園の敷地まで、あと数百メートルとなったことを受けて、園内の動物への感染を防ぐため、17日から休園することを決めました。入り口には、臨時休園を知らせる看板が立てられ、消毒用の石灰がまかれました。動物園によりますと、再開のめどはたっておらず、遠足など、事前に来園の予定があった団体客には、電話で休園を知らせたということです。動物園の出口智久園長は「口てい疫が1日も早く終息することを願っています」と話していました。休園を知らずに孫を連れて来園した女性は「孫が動物に興味があって見せようとしたけれど残念です。動物園まで影響があるのは考えもしませんでした」と話していました。