口てい疫 対象の3分の2処分
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口てい疫 対象の3分の2処分

5月17日 11時39分

宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫が拡大しているなかで、これまでに処分の対象となった家畜8万5700頭余りのうち、16日までに処分して埋める作業が終わったのは、全体のおよそ3分の2の5万6000頭余りとなっています。

宮崎県内では、先月20日から16日までに川南町を中心に都農町、えびの市、高鍋町のあわせて111か所の農場などで口てい疫に感染、または感染の疑いがある牛や豚が見つかり、感染の拡大を防ぐために、8万5700頭余りが処分の対象となっています。宮崎県によりますと、このうち16日までに処分して埋める作業が終わったのは、5万6600頭余りで、全体の66%余り、およそ3分の2となっています。しかし、まだ家畜を埋める場所が決まっていない農場が4割以上あり、中には感染の疑いがわかってから1週間以上たっても埋める場所が決まらず、家畜の処分が始まっていない農場もあります。宮崎県は「家畜を埋める土地を決めても、試し掘りをすると水が出て使えなかったり、周辺の住民の同意を取るのに時間がかかったりするなど、作業が難航している」と話しています。また、県の家畜改良事業団で口てい疫の疑いがある牛が見つかったことを受けて、16日夜、新富町の一部が新たに半径10キロの移動制限区域に入ったほか、宮崎市の一部が半径20キロの搬出制限区域に入りました。