人事:最高裁判事に慶応大学院・岡部教授

2010年3月19日 10時58分

 政府は19日の閣議で、4月5日に定年退官する藤田宙靖(ときやす)・最高裁判事(69)の後任に、慶応大法科大学院の岡部喜代子教授(60)を任命することを決めた。同12日付で発令される。最高裁判事への女性登用は現職の桜井龍子(りゅうこ)氏(63)に続き4人目。最高裁の15裁判官のうち女性が複数になるのは初めて。

 岡部氏は民法専攻。藤田氏が学者出身のため後任も学者から選ばれた。岡部氏は東京弁護士会所属の弁護士としても活動し、相続など家事事件を手がけている。【銭場裕司】

 ▽岡部喜代子(おかべ・きよこ)氏 74年慶応大院修了。76年判事補。東京家裁判事などを務め93年に退官し弁護士登録。東洋大法学部教授などを経て07年から慶応大法科大学院教授。東京都出身。

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