富山のニュース 【5月17日01時50分更新】

富山県朝日町長選、脇氏が初当選 7選目指した現職の魚津氏に1170票差

初当選を果たし、万歳する脇氏(右から2人目)=16日午後9時55分、朝日町境の選挙事務所
 任期満了に伴う朝日町長選は16日、投票が行われた。即日開票の結果、新人の脇四計 夫氏(69)=無所属、境=が5067票を獲得し、現職の魚津龍一氏(63)=無所属 、6期、道下=に1170票差をつけて初当選した。脇氏の任期は6月13日から4年間 。投票率は75・76%で、2002年の77・16%を下回り、過去最低となった。

 脇氏は、朝日町境の自宅に設けた選挙事務所で支持者から祝福を受け、「明るく風通し のいい町政に変えるために頑張りたい」と決意を述べた。

 脇氏は4月、共産党などが参加する「朝日町を明るくする会」の要請を受けて出馬表明 した。五箇庄小の統合見直しや、あさひ総合病院の医師・看護師増員を訴え、草の根運動 を展開して幅広い支持を集めた。

 魚津氏は1月に出馬表明し、自民、公明、国民新の各党や、みな穂農協、町商工政治連 盟など40団体の推薦を受けて6期24年の実績を強調したが、票を伸ばせなかった。

 脇氏への当選証書付与式は17日午後2時から、町役場で行われる。

●脇 四計夫氏(わき・しげお) 三重短大卒。富山地方法務局魚津支局長を経て199 8年の朝日町長選に初出馬し、落選。2002年8月から共産党町議として2期務めた。 朝日町境1476の1。


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