ロンドン(CNN) 英航空当局は16日、アイスランドの火山灰の影響で、ロンドンのヒースローとガトウィックの両空港を17日に閉鎖すると発表した。影響は英国内各地やアイルランドにも及んでいる。
空港や管制当局によると、ヒースローとガトウィックの両空港では現地時間の17日午前1時から、少なくとも同7時にかけて発着する便がすべて欠航となる。バーミンガム、マンチェスター、リバプールの空港も16日夜に閉鎖されたほか、北アイルランドでは全空港の発着便が運休になり、スコットランドでも一部空港が閉鎖された。
アイルランドの航空当局も16日から17日にかけて首都ダブリンの空港を閉鎖すると発表した。少なくとも17日午前9時まで閉鎖を続けるが、同国の上空を通過する国際便には影響はないとしている。また、ウォーターフォードなど同国内の5空港も閉鎖されている。
現在のままの火山噴火と天候の状態が続いた場合、空港閉鎖は18日までずれ込む可能性もあるとして、英運輸当局は乗客に、出発前の確認を呼び掛けている。
また、オランダ航空当局は、アイスランド火山灰の影響でスキポール空港を一時閉鎖すると発表した。現地時間16日午前6時から同午後2時まで閉鎖する。