北野武監督　ギャグ“封印”…カンヌ映画祭へ出発

　第６３回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に最新作「アウトレイジ」を出品する北野武監督（６３）が１６日午前、全日空機で成田空港から出発した。

　コンペは９９年の「菊次郎の夏」以来、１１年ぶりとなるが「選ばれただけで十分」と控えめ。世界３５人の短編作を集めた特別企画作品「Ｔｏ　Ｅａｃｈ　Ｈｉｓ　Ｏｗｎ　Ｃｉｎｅｍａ」が公式上映された０７年には、ちょんまげ姿でレッドカーペットに登場。世界の映画人の爆笑を誘っただけに、パフォーマンスに注目が集まるが「今回はコンペだからね。あんまりやるとひんしゅくを買いそうだし…」と“封印”を宣言した。

　それでも、今回の審査委員長がティム・バートン監督（５１）であることから、代表作「シザーハンズ」にかけて「（結果に納得いかなかったら）長いハサミで頭を切っちゃおうかな」と“毒舌”も忘れず。公式上映は現地時間１７日に行われる。

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